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3歩進んで2歩さがる=5歩分の経験

3歩進んで2歩さがる

3歩進んで2歩さがったとして、それを実質1歩しか進んでいないと見ることもできるけど、ちがう見方もあります。

それは「わたしは5歩分の歩みを歩んだのだ」という見方。少なくとも5歩分の運動にはなっているはず。なんの苦労もなく1歩進んだだけでは得られない経験が、その5歩のうちにあるはずです。



退歩で失いながら得られるもの

退歩のときには、それなりの試行錯誤がともないます。損失を最小限に押さえたり、変化する状況に適応していったり。前に進んではいなくても、その退歩で踏みしめる歩みは、経験として蓄積されます。

そうやって、何かを失いながら同時に何かを得ていることに自覚的でいたいものです。例えば資金面で損失が出ているときも、そういったときにこそ助け合える人との信頼関係が築けたり、試行錯誤のなかから新しいスキルを身に着けたりできる。

私も一時的にリアルでの研修やイベント登壇の仕事は減っていますが、おかげでいろんな人たちとオンラインで話す時間が取れました。それに、リアルでのファシリテーションという武器を奪われた感じもしましたが、かえってオンラインでファシリテーションに挑戦する機会が増えています。

人は得たものよりも失ったものにフォーカスしやすいバイアスがあります。ほっといてもネガティブな情報は入ってくるし気がついてしまう。だからこそ、逆に得たものを数え上げてみたいと思うのです。

今は社会全体が退歩のとき。「3歩進んで2歩さがる」どころではない人もいます。でも、失ったものだけじゃなく、得たものにも光を当てて、これからまた前進するときの推進力にできたら良いなあと思います。

それに、退歩することで、かえって視界を広くとれるようにやった人もいるかもしれません。前を向いたまま退歩していけば、文字通り前向きな視界を保つことができます。

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