テレビ東京のようにコミュニティを作る
テレビ東京さんの番組はコミュニティの勉強になります。
この記事はそれだけ言いたくて書いてますw
特にどんな番組が勉強になるかというと、一般人を主役にしている番組。
例えば「YOUは何しに日本へ?」「家、ついて行ってイイですか?」などがそれにあたります。
お金のかかるセットは最小限にとどめてロケでコンテンツを作り、有名人をキャンスティングするのではなく空港や駅前で一般の人に声をかける。
この予算をかけずに面白いものを作るスタイルがテレビ東京らしさだと思っています。
有名人に頼らないコミュニティ作り
コミュニティも、テレビ東京のように有名人に頼らない姿勢が重要だと思います。なぜか、というのをお話します。
わたしが手掛ける150人ほどの小規模コミュニティの場合、潤沢な予算はありませんし、外部から有名人を呼んでくるネットワークもありません。
でも、実はコミュニティにはそんなものは必要ありません。
なぜなら、すでにいるコミュニティのメンバーが十分面白いからです。これはわたしの主宰している議論メシに限ったはなしではありません。
どんなコミュニティにも面白い人はいる。というか、誰にでもそのひと独自のストーリーがあり、それは十分に面白い。
だから、コミュニティを運営する人がまずやるべきなのは、「外部からゲストを連れてくる」ことではなく「内部から面白い人を発掘する」ことです。
ゲストを呼ぶことは、メンバーをお客さんやフォロワーにしちゃいます。これとは逆に、メンバーから発掘することは、メンバーを主役にします。
メンバーひとりひとりに面白さを見出す
このように、コミュニティを運営する人やコミュニティデザイナーがやるべきことはこの発掘です。外部からの召致ではありません。
メンバーひとりひとりに独自の面白いストーリーを見出し、それをコミュニティ全体に伝えることで、そのメンバーを主役にしましょう。
そして、その他のメンバーはそのストーリーに関与することを楽しみ、関与をきっかけにつながりが増えていく。
※議論メシの場合は、メンバーの抱えるテーマを一緒に議論することが、ここでいう「ストーリーに関与」することにあたります。
そうやってメンバーを中心にしたコミュニティのコンテンツを作っていけば、コミュニティ内の誰もが恩恵を受けることができます。
内輪化させないために主役を変え続ける
でも、コミュニティ内で主役を固定化させてはいけません。主役を固定してしまうと、主役の周りにだけつながりが増えて「内輪化」してしまいます。
だから、主役は期間限定にする。そうして主役の座をローテーションさせる必要があります。
主役をローテーションさせるには、メンバーの面白さをどんどん発掘していく必要があります。だから、わたしはメンバーとの1on1を重視して、平日はほぼ毎日メンバーの誰かしらと会って話をしています。
このように、発掘ができれば、主役をローテーションでき、メンバー全員が主役になりうるコミュニティとして運営することができます。
そういったメンバーが主役のコミュニティでは、自分で何かをやってみる気になりやすかったり(自己効力感が高い)、メンバー同士のつながりが増えてポジティブな影響を与え合ったりしやすいものかなと、思っています。
というわけで、コミュニティを作るときには有名人ゲストではなく一般人にフォーカスをあてるテレビ東京さんを参考にしてみよう、というオススメでした!
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