きみまち

画像1 公園できみを待っていた。待ち合わせをしたわけじゃなくて、通り過ぎるのを待っていただけ。本を読むふりをしながら、きみが通り過ぎるのをただ待っていた。きみの存在をドキドキしながら感じて、通り過ぎた後、匂いをかいだ。それで満足したわけじゃないけれど、それしかできなかった。

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