グレイテスト・ショーマン

「グレイテスト・ショーマン」を観てきました。いまさら言うことでもないでしょうが、とても楽しいです。

ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画というと、「レ・ミゼラブル」を思い出します。あの映画も楽しかったのですが、いわゆる「新作」ではなくて「古典」ですよね。「グレイテスト・ショーマン」は「新作」です。「新作」のミュージカル映画というと記憶に残っているのは「ララランド」でしょうか。

「ララランド」は、映画の楽しさを伝えるというメッセージがこもっていたと思います。ただ、個人的にはメッセージは理解できたし、心意気は素晴らしいと思いましたが、どっぷり浸れたかというと、それほどではなかったんです。「いい映画」なのはわかるんだけどね、って感じです。ちなみに「シン・ゴジラ」も色々と新しい試みをしていたことはわかるのですが、それよりも「エヴァ」の新作早く作ってくれよ、って思いました。これは単なる趣味の問題だと思います。

そんなぼくにとって、「グレイテスト・ショーマン」は「ずっと観ていたい」と思った作品です。CM出身の監督が作っているだけに映像の完成度が高いですし、歌や踊りもスタイリッシュです。

まず感じたのは、ヒュー・ジャックマンと妻役のミシェル・ウィリアムズが、ヒッチコック映画に出てくる夫婦みたいなクラシカルな華があるということです。ケイリー・グラントとか、イングリット・バーグマンみたいな。メイクや髪型でそういう風にしているのかもしれないですね。

そして音楽はバリエーション豊かで、激しい曲も感動的なバラードもあります。

エンターテイメント性のみを追求した、映画の楽しさがぎゅうぎゅうに詰まった作品でした。


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