2023年12月23日の朝日新聞より

「天声人語」

 ファーブル昆虫記について。
〈大正時代に日本で初めて全訳に挑み、その際に「昆虫記」と名付けたのは、思想家の大杉栄だった。獄中で他の本を読むのを後にしてまで夢中になったそうだ。〉
 本当に⁉︎全く初耳、というか、聞いても結びつかない。小学生の時、少年少女向全6巻読んだけどなあ。

 現物はもう無いんだけど。(まだ持ってた『シートン動物記』にあった広告。)古川晴男訳。「昆虫学の権威が生涯の情熱を注いで小・中学生に贈るファーブルの真髄!」この昭和の煽り文句にツボる。古川博士が元本にしたのが大杉栄の訳なのかも知れない。そうだとしたら本当にビックリだ。

2023.12.23. Twitterより編集再掲