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書法道場展2024年

毎年3月にしまだいギャラリーで開催される
武田双鳳書法道場展に行きました。
書の先生、臼井さんの師匠の会です
今年で3回目ですが
臼井さんはますますのアブストラクト強めの
作品でした
もう、紙に筆を走らせてない、上から垂らしたってコメントだったからw

臼井鳳九 作品


(臼井さんも京の表具を学んでるだけあって)
毎年の表装が素晴らしくピントが合ってて
私がお金持ちで大邸宅住まいなら買って帰りたい作品と思う。
総じて他の出展作品、どれも
凝っていてもちろん墨のテクスチャーも
素材によって使い分けられていて
書かれる紙も多種多様で本当に見応えがある

最終日だったからか
師範 双鳳氏が書法や筆の解説もしてくださって
より分かりやすく腹に落ちました

エントランスに作品がズラリ


筆や材料、表装にかけるコストは惜しみなく。
書家達がトップとなって現代のリアルな一流を
観せていかないと!

考えればモニター上で観てるのとは訳が違うもんね
次の世代の為にやはり現場が大事。

子供たちの姿勢の悪さ、や病気を減らすこと
まず身体づくり、の事とか話されていて
私の周囲でも最近とみに失われた30年の
日本の失速ぶりが顕になり
伝統工芸や芸術作品を作り出すための
道具にも困窮し次世代の担い手が居ない、
70代からずっと間があって30代がやっと
出て来だした、みたいな話題になっていました
やっぱりコレでないと!と言う道具を作れる職人が育っていない日本。。
もう海外からでも良いので継承者現れてくれ!
と神頼み。

双鳳作品、私は好みですね
話を聴いて
字、と言うのは篆刻から来ている、と
空海が中国に学びに行ったルーツはそこから

文字を彫る、という行為なんですね


そんきょ、の姿勢で筆を保つ


起筆、から筆をどう動かすか!
身体をどう使うか?
やはりアスリートなのよね




若い人の作品も魅力的で
不可幸力
この文字から
Vaundyの動画に繋がるとw

あと下の書は


顎の下の長い山羊の毛、で描いたって解説も
興味深かった
やはり人工じゃなく獣の毛が唯一無二だそうです

胸のすく眼福をありがとうございました

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