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『これ、進研ゼミで出たところだ!』を目指す! 週報Vol.03

進研ゼミ、皆さんはやってましたか?
僕はもちろん、付録の欲しさで親に「絶対やるから」などと嘘をついてしまい大変な迷惑をかけてしまった思い出があります。
進研ゼミのチラシの中には、勉強が全くできないAさんが登場する。彼はひょんなことから進研ゼミに出会い、本番のテストでお決まりのセリフ
『これ、進研ゼミで出たところだ!』
を言い放ち見事に100点を取りまくり、そしてなぜか部活や恋愛といったプライベートも上手くいってしまう、という話だ。
今週の課題はまさしく進研ゼミのようなもので、出された課題は満遍なく取り組み、頭の中に共通言語を身につけることで『これ、進研ゼミで出たところだ!」を目指していこうというという話。

vol.03の課題について

こちらが、今週の課題。

インプット課題は、課題図書が10冊、課題ゲームが3作品。アウトプット課題は3つ。
週報も、これまでは課題図書の解説に留まっていたが、それでは意味がない。課題を通して何を考えたか、何を大事だと思ったかに焦点を当てつつ、課題の解説は最小限で留めたい。そのためいくつか割愛するが、その分全体を通した学びについて多くを割きたい。

インプット課題

『すべての仕事はクリエイティブディレクションである』

当時電通でECDをしていた古川さんが書かれた本。クリエイティブディレクションという言葉を日本で初めて定義した、と言われている。
本書で気になったのは、古川さんが「茫漠」という言葉を度々使うということ。恐らく古川さんはクリエイティブディレクターとして仕事をする中で、クライアントの茫漠とした不満や困りごとに出会い、クリエイティブディレクションという仕事の茫漠さに出会った。それらの茫漠さをひとつひとつ丁寧に「最もシンプルな形で定義」していったからであろう。
そしてすべての関係者から拍手をもらうには、「新しい」アイデアが必要であることについても語っている。

新しいものは相対的概念である。そして時間的・歴史的概念である。過去に対しての裏切りである。だからこそ、歴史的コンテクストを把握しておかなければならない。過去の事例を知っておけ、というのはこのことだ。
この本は、企画への視座と、人間として見る視座を上げてくれる。高いもの、大きいものを見ないと、その態度でいる必要があると強く感じる。

『大衆の反逆』

今回いちばんの反省は、この本を主役に置かなかったことである。
正直にいってしまうと、最初の10ページくらいしか進まなかった。島田さんが1年かけて1冊読むインプットクラスでの課題図書と聞いていたので、重たい本ではある。しかし、今まで触れようとしてこなかった古典こそこの機会に思いっきり吸収すべきである。「個人的、ゴールデンウィーク課題図書」に設定させていただいた。

『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』

USJ、ネスタリゾート神戸を建て直し、現在沖縄に『JUNGLIA』を展開しようとしている森岡さんが2014年に書かれた本。2014年といえば、あのハリーポッターが開業した年である。

この本については1点だけ。森岡さんがモンスターハンターやワンピースをUSJで展開しようとした際に、漫画を全巻買って読破し、アニメも全話見て、ゲームはUSJの誰よりもやって、とにかくファンの心の奥底を理解しようとするのだ。
よくある「実際に体験する」ことの大切さを語ったエピソードだが、ふと気づいた。森岡さんがやったことって、やろうと思えば僕でもできる話である。
でもみんな面倒だからやらない。
150kmのボールをホームランにしろって言われているわけでもないし、数学のテストで毎回満点を取れって言われているわけでもない。
できることとできないことがあって、このできることを丁寧にやればいいだけの話ではないか。
当たり前のようで、この視点が欠けていたような気がする。

『育てないから上手くいく』

伝説の雀士、桜井章一さんが書かれた教育の本である。その主張でいくつか面白かったものを。
感性の豊かな子どもに育てようと言われるが、元々子どもは感性が豊かであり、その感性を無くしてしまうのが親なのである。
人は誰しも人に迷惑をかけたり、頼ったりして生きている。それなのに、子どもには「迷惑をかけるな」と言い、「早く自立しろ」と言う。自分たちはできているのだろうか。
これらは、人とコミュニケーションを取るときにも言えると思う。僕らは果たして自分の言ったことに、責任を持てるか。口だけの大人にはなりたくない。そして子どもの頃何を考えていたのか、何に嬉しさを覚え、何に悲しくなり泣いていたのか。親が僕にしてくれたこと、忘れないでいたい。

『チ。ー地球の運動についてー』

ずっと読みたいと思っていた漫画で、課題図書になったとき結構嬉しかった。読んでみると、本当に本当に面白い。だけど、これまで学んできたCMCの内容や哲学についての本ともかなりリンクするところがあった。
近代において地動説を唱えた人たちと、『C教』と言われる神を絶対とする世界において地動説は異端だとして排除しようとする人たちの物語。
この漫画、面白さを語ると安易にネタバレしてしまうので、そこは避けつつ、登場人物には大きく3つの『末路』がある。
まず自殺。この時代では自殺することは全く持ってあり得ないこととされてきた。自ら地獄へ行くようなものなのである。
次に盲信。神を盲信して絶対的な神のために全てを捧げる人たち。
最後に反抗。この世界に少なからず疑問を抱き絶望し、そして反抗する。
これらは、課題図書『感性の限界』に登場するフランスの哲学者アルベール・カミュがこの世界にある「不条理」に対処する方法として述べている3つがそのまま描かれているのである。
木坂さんがCMCで「本と本の関係性を見る」と言っていたが、少なくともそれに近い感覚を得ることができた。
漫画の内容については、本当に本当に面白いので、ぜひ見てほしい。

『モンクリ・機ドラ・城ドラ』

ゲームをやるという課題。会社として『モンスタークリエイト』を応援していることもありやることに。とはいえモンクリ、ハマってます。
モンスターを自分でつくれるのは面白いけど、本当の面白さはゲームの難しさにあると思う。モンスターを出すタイミング、築城するべきかどうか、モンスターの相性、 ステータスの振り方まで自由自在すぎる。
味方によってはスポーツゲームのようである。 例えば野球ゲームではまず選手を作成する、もしくは作成してある選手の中で どうスタメンを組むかという采配を任される。
そして、つくった選手で戦うことができる。 これは、個人的好みかもしれないが、プレイヤーが監督になれるものが好きだ。
モンクリは、来週のアウトプット課題にもつながるところがある。これからもこっそりがっつりやっていきたい。

アウトプット課題

写真1作品(撮影はiPhoneで)という課題

タイトルは、

作品はこちら

『智頭町首都計画』

この作品、元々の写真はこちらである。

いつも通勤で歩いている智頭町の景色

まず、写真の作品制作にあたって、先週の課題図書『カメラじゃなく、写真の話をしよう』を参考に、いくつか好きな写真を探してきた。

すると「ものの見方を変えるもの」や「現実のものに『手』を加えるもの」など共通点が浮かび上がった。
共通点や、課題図書、智頭町で写真を撮ることなどいくつか考えていった結果として「もしも智頭町が日本の首都になったら」という企画ができた。
写真はiPhoneで、その後PhotoshopのアプリでAI画像生成を使った。
また後で振り返るが、本当にインプット課題からアウトプットにつなげられたかということが今後の課題である。

映像1作品(撮影はiPhoneで)という課題

タイトルは、『通勤も、冒険になる』

撮影編集はiPhoneだけで、写真の作品とは逆で智頭らしさをどう映すかという点を考えました。

コンサルをやってみるという課題

CMCで学んだことを中心に、知り合いの誰かにコンサルティングをしてみるという課題。
木坂さんの教えを元に、いくつか質問表を作り臨んだ。いちばん大切にしていたのは、答えを言わずに、道を教えるということ。自分の押し付けで相手の可能性の世界を信じられないのがいちばんのNGである。
しかし、実際にやってみると気づく。そうした技術は「コミュニケーション」の上で成り立っていることに。
まず、進める中で僕は相手を不安にさせてしまった。言葉がいくつか出てこず「あなたがわからない、不安な状態だと、私は何をしたらいいかわからない」という厳しい意見もいただいた。
自分の言葉に自信を持つことの難しさ。相手に興味を持ち共通の地平を築く、相手を自分のことのように考える本当の難しさを、身をもって実感した。
コミュニケーションに向き合わねば、と痛感した。

全体を通して考えたこと

今週の学びは大きく3つである。

① 前提として、考えるとは何なのか、から考えることができているだろうか。そもそも思考になれているだろうか。もっと疑いを持つことが大事である。
② 人とのコミュケーションに向き合えているだろうか。同じコミュニティに留まり続けてはいないだろうか。「コミュニケーション」という言葉を安易に受け止めてしまっている。
③ 本を読むとは、何をすることなのだろうか。
一言一句読んで、PCに書き写すのか、手書きでメモするのか、付箋を貼るのか そういったことは手段でしかない。
そして、おそらく理解のために設定されているのではない。
触れること、今まで私の地平に接地していなかった面に触れる。
すると、ちょっとだけ地平が広がる。
理解する、わかるというのは、10年後かもしれないし、50年後かもしれない。 でも、今わかろうとして必死になる過程に、今の全てが詰まっている。

全体を通しての反省
島田さんから「ヒントを与えるとするならば、これらのインプット課題を『手札』にしてほしい。これから手札の中でどう戦うかがはじまってくる。助っ人外国人に頼るのもいいが、まずは課題を手札にするといい」というヒントをもらった。
確かに自分は、アウトプット課題に対して「今までの知識」で戦っていた。

しかし本当は、頭の中を空っぽにしておいて、インプットを吸収して戦うべきである。新しい自分に出会えるからだ。

また、本を選り好みしてしまった。
今週は9冊中5冊を読み込み、4冊はほとんど手に付かなかった。
課題はこれからの共通言語になる。
「知っていることは前提で話が進む」というのは、今の自分からしたら厳しい言葉である。

今週はインプット課題にかなり差が出てしまった
来週の課題はこちら。なるべく満遍なくやっていきたい。

「知っていることは大前提」で話が進む世界なのである。技術は狭く深く広げていくのがいいかもしれないが、頭の中はまず広く広く、聞いたことあることが、何とかついていける材料になる。

広さがないと「何を言っているのかわからない」状態になる

「これ、進研ゼミで出たところだ!」というのは、このことである。

来週の進め方

GWを挟むため、実働3日、休日4日である。
まず、頭を空っぽにしてインプット課題に取り組む。これまで得た知識を一度全て忘れて、全て吸収するつもりでやる。
次に、すべてのインプット課題を一定の水準以上で終わらせる。今週の6冊は、5冊を7割以上、1冊を5割以上読む。そのために、課題の優先順位を毎日決めていく。その日に終わらせると決めたものは、次の日に引き継がない。
最後に、vol.01-03で読めなかった本をGW休みで読んでくる。
特に古典と呼ばれるもの、7つの習慣、映画術などなど。

今週も長文となってしまいました!!
ハードだけど、結構楽しいです。1週間は本当にあっという間、週報に時間をかけすぎて間に合いそうにないので、ここら辺で!
またお願いします!

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