三 風の使者/アルカナ眠る君に噓はつけない

「二人とも帰っていいよ。恥ずかしい……」
 校門に立つ悠真から離れようともせず、智樹や美紅までが身体を揺すりながら佇んでいた。
「うるせぇ。オレがちゃあんと品定めしてやる」

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2,392字
某BL雑誌でA賞を取った作品です。 完結しています。全27章。凡そ75000字です。 18禁指定。少しハードなBLです。

義父の通夜で初めて義兄<仁>の存在を知る悠真。実父を憎む冷淡さがありながら禁欲的で支配性すら感じる魅力に悠真は不覚にも魅せられてしまう。目…

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