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“楽しい!” は「遊び感覚」と「サプライズ」でできている

ふと、小学生の頃に思いを巡らせた。

学年の委員会活動の担当を決める時。みんなが積極的に立候補しているなか、特別やりたいことがなかった私は「最後に残ったものでいいや〜」と呑気にかまえて待っていたところ、最後まで残ったのは給食委員だった。

(「へぇ~。みんな給食委員が嫌なんだなぁ。」)

積極的に取り組む気持ちはなかったけれど、嫌な気もなく、私はこの結果に内心ワクワクしていた。


***

ちなみに我が校の給食委員の仕事内容は、

<食べる前>

① 配膳室から教室へ配膳台を運ぶ(だけ)

 (備考1)教室での配膳はセルフ方式

 (備考2)「いただきます」の号令は、日直の仕事

<食べた後>

② 配膳室へ配膳台を返却

  ↓

③ 配膳室で食器の整理。残飯袋のまとめ

  ↓

④ 牛乳瓶のケースを、指定された場所(業者が出入りする屋外)へ運ぶ

以上の4つ。

食後、みんなが昼休みで楽しく遊び始めているなかで担う仕事としては、なかなかの重労働である。

なるほど。

給食委員が嫌がられる理由がわかった気がした。

でも...


***

この、他の子達に人気がなかった「給食委員の仕事」だけれども、
私は結構楽しんで取り組んでいたんだよなぁ...。


なぜだろう?

なぜ楽しかったのか??

楽しかった理由はなんだろう???


***

改めて当時の思い出と一緒にその時の感情を振り返り、考えてみた。


(楽しかった理由)1…
配膳室には他クラスの係も集まっているので、友達や顔見知りに会えたから。

(楽しかった理由)2…
寡黙な重労働と思いきや、クラスの垣根を越えて、みんなで協力して後片付けをしていたので、和気あいあいとしていたから。

(楽しかった理由)3…
我がクラスでは不人気の委員だったけれど、他クラスから『スポーツ系モテ男児』が選出されていたこと。←(女子はきっとこの事実を誰も知らなかったはずw)


***

上記の給食委員が思いのほか楽しかった理由を元に、

キーワードをあげると....


「遊び感覚とサプライズ!!」


↑この二つが揃えば何でも楽しくなる!!!のでは!?

との結論に至った。


多分、間違いないと思う。

なぜならば、おまけの話を持ってしても同じことが言えるので、

私の中では「楽しさの定義」のひとつとなっている。


***

<おまけの話>


そんなこんなで給食委員の活動をエンジョイしていてポジティブフルマインドになっていた私は、ある日唐突に、担任の先生にこんな「時間外活動」を申し出てみた。

「毎日の朝の会で『今日の献立』を発表してもいいですか!」

***

前例がなかったであろうこの提案は、大きなリアクションもなく普通に承認を得て、以降、自分も含めてクラスみんなの『毎日のお楽しみコーナー』となったのだった。

めでたし、めでたし。

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