歩
てくてくてく
私は歩みを止めない
悲しみの雨が降っても
その雫をまといながら歩く
酷い風に吹かれて
傷ついても
その傷口を勲章に歩く
暗闇のなか泣きたくなっても
ぐっと唇を噛んで歩く
前へ前へ
365歩のマーチのように
腕を振って
足を上げて
ワンツーワンツー
後ろは振り向かない
後悔などしている暇はないのだ
もしも疲れてしまったら
とっておきの場所へ
雲の上を歩こう
そこはいつも青空だから
※イラストお借りしました。aoyagi_masatakaさん、ありがとうございます。
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