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こだわり

夫は、食べ物のこだわりが強い。例えば結婚して最初にわかったこだわりが、


ケチャップはハインツ (HEINZ) オンリー。 


しょーもな!

なんでやねん。どれでも一緒やろ。「利きケチャップ」したら絶対わからんやろ!と最初は笑っていた。が、結婚19年もすると今や私もケチャップはハインツとなってしまったではないか。


oh no!!


実家にあるケチャップは確かカゴメ。30年カゴメでやってきたのにこの裏切り者!!

そのほかに、コーラはコカコーラのみコーラであるというのもある。これは私もそうかもしれない。ただ、どうしてもコーラが飲みたいのにペプシしかなかったら、私はペプシを飲む。夫は飲まない。コカコーララブ。

夫は、コーヒーを飲まないが紅茶をよく飲む。トワイニングのイングリッシュブレックファースト、アッサム、ダージリンのみ。リプトンは不可。めんどくさっ。ちなみに私はコーヒーを飲むので、紅茶にこだわりはない。

そんな私もこだわりのあるものがある。それは「マヨネーズ」だ。キューピーのマヨネーズ以外をマヨネーズと認めていない。19年前ドイツにいた頃、日本の食材は手に入りにくく、やっと見つけた通販は、日本で買うより値段が3倍ぐらいした。毎回日本に帰るたびに、スーツケースは日本の食材でいっぱいだった。

産後ドイツで、原因不明の胃痛に襲われて救急に駆け込んだ際、もしかしてマヨネーズかもしれないよと言われたことがあった。私は「キューピーで腹痛に襲われたことなどない!!万が一キューピーのせいでも、私が今冷蔵庫に入っているキューピーマヨネーズを捨てることはない!」と言い放って、夫と診察にあたってくれた医師の苦笑を誘った。そのぐらいキューピーが好きだ。色々なマヨネーズを食してみたが、私の中でキューピーが1番なのである。 

その他の私のこだわりは、殆どがめんどくさいが根底にあって、例えば靴はここ15年ぐらいMERRELL JUNGLE MOC スニーカーしか履いていない。財布も然り、ATAOのlimo長財布をずっと使用している。へたったら同じ物を購入する。しっくりくるなら考えるのが面倒なので、余程のことがない限り同じメーカーの同じ商品を使用する。昔は、スティーブ・ジョブズが同じ服装ばっかりしているのが理解できなかったが、最近は少しわかる。何かを選ぶにはエネルギーがいるのだ。私はめんどくさがりなので、出来れば何事にも省エネでいたい。めんどくさい事は山のようにあるのだから、割愛出来るところは割愛すればいいのだ。

そんな私が1から家を作ると言うのは、ちゃんちゃらおかしいが、今年はなんらかの進展があるように願っている。あまり長くかかると飽きてしまいそうで怖い。買いましょうと言った同じ口で、やーめたというのだけは避けたい。

年がいくたびにこだわりが増えているように思う。新しく冒険するほどの熱量がないのかもしれない。知っている同じ商品なら失敗がない。安心感と安定感=楽。もう半世紀生きてしまったので、楽でいいじゃないのと開き直っている。

皆さんのこだわりはなんですか?


※イラストお借りしました。saikoponさん、ありがとうございます。




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