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マンガ『四月は君の嘘』

キャラクター達が生きている、と感じるのは何故だろう。このマンガを読んで、何度も彼らに会いに行く。

新川直司は、キャラクターの描き方が上手い。そんなに沢山の書き分けは無理だろうと思ったら、『さよなら私のグラマー』でライバルチームを含めて何人もの少女を魅力的に描いている。

このマンガでは、サッカーチームよりは主要メンバーが少ないので、1人1人がもっと良く見える。彼らの幼少期からの姿と高校生活を描くことで、性格から音楽にへのスタンス、人物間の想い、くっきりと伝わってくる。

エピソード的には、学園祭の話が1番好きだ。人間の成長、相乗効果、大事な人への想い、たくさん詰まっててここだけでも何度も読み返したくなる。後日譚が別冊に収録されているのも楽しい。

映画化されたものも見た、山崎賢人と広瀬すずという豪華なコンビだけど、マンガの2人はなかなか超えられない。映画では2人の幼少期が描かれていないから、だと思う。

やはり、幼少期のエピソードを入れたのが良かったのだろうか、絵柄も可愛いくて本当に彼らが好きになる。

ピアニストというてーまは、もはや一大ジャンルになったと思う。クラシックはお金を払って聞いたことはないけど、『蜂蜜と遠雷』は小説も映画も見たし、『神童』もマンガも映画も見た。映画は『蜂蜜と遠雷』が1番好きだ。

タイトルとストーリーの関係が分かるにつれ、寂しくなるけど。少年の成長物語もしては、非常に心地良いラストになっている。

調べたら、小説版もあるらしい、小説でも彼らに会いたい。キャラクター達が生きている、というのはまた会いたくなるかどうかだろう。

何故、キャラクターを生かせるのかは、ゆっくり考えていこうを

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