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マンガ『天上天下』

最初に読み始めたのは学生の頃なので、もう20年くらい前の連載なのか。完結が2010年なので連載も長かったのか、単行本だけ読んでいると時間の感覚がズレるなあ。

連載当初と終わりの方だと、全く別のマンガに見える。とにかく絵が上手くなって、表現力が上がって行く感じは連載で読みたかった。

とはいえウルトラジャンプまでは、読めなかったなあ。とにかく作者の趣味趣向を表現するのに、画力が追いついて最後は凄いことになっている。

最初から好きだったキャラである高柳弟が、最後まで活躍するから置いてかれずに読み終えられる。

それにしてもマンガ家って、取って置かずに全部表現するのだなと思う。読み直してみたら、そのあとの作品の要素がきっちり入っている。

引き出し全部開いても、中身がまだ残っている人が描き続けられるんだな。インプットが大事だなぁ、と考えさせられる。

ただのヤラシイ絵を描くマンガではない、世界観とアクション展開は圧倒的なものがある。

長い作品だから、一気に読めるという作品ではないけど。最後まできっちり描ききっているので、何度も読みたくなる。

でも最後の方は読み返すとこんなんだったっけ、と毎回思う。最初の設定とレギュラーキャラクターがやっぱり好きなんだな。

商店街の戦いが1番好きです。

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