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マンガ『スバル』

曽田正人は天才を描く、このマンガではバレリーナだ。バレリーナになる以外の人生がなかった、少女の話だ。

ワールドカップの得点王になる奴って、どんな人間だと思う?という質問の答えは、人生で1度も俺はワールドカップの得点王にはなれないかも、と思わなかった人間だ。

これは他の作品でのセリフだけど、このマンガの主人公も、バレリーナになれないなんて一度も考えない。ただ自分の踊りを見た人間にどんな影響を与えられるか、だけを考える。

発想が違うからホンモノって、全然違うよなと思わされる。周りの人間は巻き込まれ、振り飛ばされていくけど彼女の魅力には抵抗できない。

バレリーナという存在の特殊性を表す、女王様のようなキャラが出てきて最後は混乱するけど。ラストで幸せそうに自分の人生を語る主人公が見られるので、やっぱり最後まで読んで、主人公の人生に付き合う読み方が楽しい。

バレエコンクール編が2回、話の中で出てくるんだけどどちらも盛り上がる。ライバルキャラも出てきて、バレエの凄さも分かる。

他の作品も大好きだけど、このマンガが好きなのは主人公が好きなんだろうな。


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