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笑点は黄色いおじいちゃんが好き♪

子どもの頃からそうだった。林家木久扇さん(当時は木久蔵さん)
笑点自体は、あまり面白いと思わないので、自分から見ることはほとんどなかったけど、黄色いおじいちゃんはいつも面白くて大好きだった。

この前の日曜も、テレビを点けたらたまたま笑点の時間で、意地悪ばあさんみたいなカツラかぶった木久扇さんが出ていて、相変わらず見ただけで和んでしまう。かわい〜♪お元気そうで何よりです。

木久蔵さんの落語で、高齢のお師匠さんがバスケの試合の様子をテレビで見ていて、「あいつら一生懸命ボールを入れようといているけど、誰か網に穴が空いているのを教えてやればいいのに」という話、ほんと笑った!
もー、何も狙ってない、無垢な「ス」には誰も勝てない!

スラムダンクは名作だけど、バスケなんて所詮、破れたアミに必死でボールを入れようとしている、「何やってんだ」という真実も、肩の力抜ける大切な視点。木久蔵さんのお師匠さんの逸話も名作!

2年前の子どもが小学生の時、木久扇さんからお便りを頂いたことがある。
木久蔵さんの頃の落語を動画で見ていると、子どもが涙を流して笑い転げるので、これは親子でファンレターを出そうと思い、「私が大人になるまで長生きしてください」という娘の言葉で締めくくった手紙を二人で書いて送ったところ、なんとお返事が届いてびっくり感激した!

画像は、そのお便りの一部。可愛いシールと直筆の文字💖

子どもも大喜びで、しばらく部屋の見えるところに飾った。
その後、図書館に行った時、木久扇さんの本とCDを見つけて、借りてみた。
木久扇さん、こんなに本を出されているのかとまずびっくりした。伝統芸の世界…封建的で、厳しく堅苦しい世界の中で、柔らかく生き抜いてきた木久扇さん。ヤングケアラーという言葉が最近はあるけど、当時はそんなこと言ってられる場合じゃなく、子どもでも家族の世話をして稼がなければならなかった木久扇さんの実践してきたことや考えは、最近のビジネス書なんかで書かれるようになったこともあって驚いた。
木久扇さんは、偉大で、かっこいい!

手紙は相手のためだけじゃなく、自分のために書くものだ、という木久扇さんのお考えは、本当にそうだな〜と思った。
手紙を書くと、自分が鍛えられる気がするし、自分が幸せになる。
年賀状を別にして、私は手紙は1年に3回くらい出しているかな。手紙の工程は大変だけど、それが楽しい。書いている時も、相手から返事が来た時も嬉しい♪この時間があるのが幸せだと思う。嫌いな相手にはできない。
切手貼って投函までしなくとも、カードに言葉を書くというだけでも、特別なものになる。

絵の上手な木久扇さん、手紙を書く時は、便箋、はがきを額縁だと思って、レイアウトを考えるそうで、それは考えたことなかった!流石です。

木久扇さんのCDは、13年もののパソコンに取り込んであって、この前開いた時、「いやん、ばか〜ん♪」をご機嫌で流してくれた♪

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