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カンボジアは遥か

結婚式、変わったな‥
昔は、当人の気持ちなどでなく、親、家が決めるものだった。私の祖父母も、生まれる前からもう、男なら将来この家の誰々、女なら‥と、決まってたと言っていた。
だから、恋愛経験なんかない。

結婚式は本人の意志というより、親がさせるもの。それが強かったし、今もそういうところも多いだろうけど、久しぶりに結婚式というものに出席して、当の新郎新婦本人たちが、本当に一生懸命作り上げたのが伝わってきて、とても素敵だな〜と思った。

式場のスタッフの人たちの趣向や、顔面偏差値のすこぶる高い給仕の方たちの、一生懸命喜んで頂こうとするプロなお仕事ぶりも感動だった。

信仰してもない神への誓い、血縁というだけで、誰?という大勢の人が「花嫁衣装」見て、退屈なお世辞言って、結婚式の食事なんて縁起物の「飾り」。
完食など、はしたない!とんでもない!と、高い金払ってごっそり捨てるもの‥
そんな雰囲気がなく、とても嬉しくなった。

コロナのこともあって、結婚式や葬式など、しない人や規模を小さくする人が増えているらしい。
やりたい人がやればいいと思う。ただ、自分一人のことではないので、その辺は難しいけど、結婚なら当の二人、葬式なら当の本人の希望が最優先されるべき。

友達からもらったネックレスや、礼服、この日のために作ったコサージュの、良い出番になって良かった。

でも、‥帰りの特急で、久しぶりに乗り物酔いして、斉藤一の「人間なんか糞袋だ」を突きつけられ続け、それは辛かった。。
あんなもの、自分でどうにかできるものじゃないけど、なんとか、運よく吐かず下さず、持ち堪えられて本当に良かった、、、
昔はほんとに車酔い酷かったな。。。

今回の移動の機会に、その近くの友達にも久しぶりに会って、最近カンボジアに一人で行ってきたとさらっと言われて度肝抜かれた!
そ、そんなことを「この前プール行ったよ」みたいになんでもなく言うんなんて‥
「全然そんなことないよ〜」と、ケラケラ笑っている友達

「蟻には700倍の重さを持ち上げられる自覚がない、か」(小林賢太郎「LENZ」)自分が難なくできることって、他人からしたらそんなことあるよね

ああ、、特急数時間でこのザマの私には、どんなに遠いことか。。
とりあえず、近所の見事な紅葉が、そんな私を励まし、癒してくれる❤️

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