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12: 「あいさつ」が持つ「不思議な力」


今日はあいさつについて書いてみます。

自分は小さい頃から人見知りがひどく、よく知らない人と話をするのが極端に苦手でした。

そんな自分が、小学校の時に引越しをしたのですが、その引越し先での経験になります。


新しい土地で、近所の人たちの顔が少しだけわかるようになった頃の話です。

家から出て歩いていると隣の家の奥さんが段々こちらに向かって歩いて来ました。

段々、近づいてきたので、あいさつをしなくちゃとすごく緊張してしまい中々言葉が出てきません。


その時、隣の家の奥さんが、自分より先に自分に向かって丁寧にあいさつをしてくれたのです。


その時の気持ちは、ずっと忘れずに覚えています。

自分が、その時感じたのは、自分のことを子供としてでは無く、ひとりの人として扱って貰えたと言う気持ちでした。


子供だからと、いいかげんな対応ではなかったからです。

それからの自分は、小さい子にも大人にも同じように接するように変わっていきました。

それくらい、自分の中の考えがその時の体験に影響されてしまったのです。



ずっと後の話になりますが、自分と会社の同僚が上司の家に招かれた時がありました。

同僚と上司で話をしている時に、その上司の子供の2人が家に帰って来ました。

自分はそちらの方を向いて、子供達に軽く頭を下げるだけのあいさつをしました。

話していた場所からは少し離れていて、そのまま自分達は上司との話しに戻ったので直接のコンタクトはそれだけでした。


翌日、会社でその上司から驚くような話がありました。

自分達が帰った後で、上司の子供達に自分が人気者になっていたと言うのです。

自分のあだ名までついてしまったとのことでした。


その話を聞いて、最初に書いたことを思い出しました。




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