2023年12月13日 水よう日

 今日はあさ7時半に起きてでかけた。
 好きなぬいぐるみ作家さんが久しぶりにポップアップに出店するということで、開店前にならびに行った。このぬいぐるみ作家さんのポップアップに行くのは2回目で、1回目のときは、ちょうど目の前で売り切れて買えなかった。あと30分もはやおきしていれば買えたのにと思ってそのときは残念だったので、今日は買えてうれしかった。
 HEIHEIでオーダーしたベレー帽をかぶっていったら、売り場にいたぬいぐるみ作家さんにすてきですねって褒めてもらえてうれしかった。HEIHEIのベレー帽はオーダーすると結構高くなってしまうのだけど、いろんなひとに褒めてもらえてかぶっていてもたのしい気持ちになるので、買ってよかった。ハート型のものもほしいなあ。前から見るとくまみみみたいに見えるのだ。

 そのあとは映画を観た。名画座で2本連続で観た。うち1本がだいすきな『aftersun』という映画だったから観に行ったのだけど、もう1本の、観たことのなかった『CLOSE』という映画もよかった。どっちもしたしい人が自殺する話。『aftersun』がそういう話なのはもちろん知っていたけれど、『CLOSE』もそうだったとは……。
 『aftersun』は公開されたときにでっかい映画館で観て、そのときは帰りの電車でじわじわ涙が出てきてたいへんだった。今日は観ながら泣いた。ダンスのシーンからラストシーンまでの流れは、ちょっとすごすぎると思う。どういう話かわかってもう一度観てみると、あの暗闇でフラッシュの雨のなか、踊っているようなおぼれているようなひとが映るシーンも、いやちょっとすごすぎるなと思って涙が出た。

 自殺したらおとうさんとおかあさんが悲しむなあ、と思ってそれがすごくこころのこり(まだ死んでいないけど)だったのだけど(ほんとうに)、わたしがしたいようにするしかないし、そうしたほうがいいなとさいきんは考える。これは映画を観たからそう思ったわけではなくて(そしてそういう映画でもない)、数日前におかあさんと話していて、なんだかわたし自身がどう思っていてどういう人間かよりも前に、とにかくわたしが「普通に」生きていさえすればいいんだよなぁこのひとは……と思ったからである。それをいいとかわるいとかは思わないのだけど、結局彼女の願いは彼女のものでしかないのであって、わたしがそれをどうすることもできない、ほんとうは、という気持ちになった。
 自分が死んだら誰かが悲しむなと思って思いとどまるのはいいことのような気がしていたけれど、そんな力はわたしにはない。誰かの願いをかなえるような力は。

 家についてご飯を食べたら眠たくなってしまった。こういう時間に細切れに眠るのはあんまりよくないのに、どうしても眠たくて、とろとろ眠ってしまった。

 明日も出かけられたらいいなと思う。

 

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