2024年1月12日 金よう日
今週はずっと眠っていた。何も考えず。
はじめて病院の予約を当日にキャンセルした。休職してから毎回なんとか行っていたのだけど。
眠っている時間と眠っている時間のあいだに、いろいろなことを考える。やはり早く死んでしまいたいと思う。病気だったときの、早く死にたいというのは、そのまま、いつどこで飛び降りようかという、具体的な予定の話だったのだけど、いまはよくなったので、昔のような(病気になる前に思っていた)、観念的な、はやくしんだほうがいいなあ、という、思いだ。とはいえ、やはり、一時的に病的な状態になったので、はやくしんだほうがいいなあ、という観念的な信念も、なんだかずいぶん洗練されてしまった気がする。洗練というと、高尚な雰囲気がするけれども、ただ文字通り、なんだか洗って練っていたら、ぽろぽろ、余計なものが全部なくなってしまっただけなのだ。
ひとはいくぶん、呪われていたほうがいいような気がする。
こうありたい、あらねばならぬという、抑圧を、さいきんはよくよく、「呪い」というけれども、呪われない人生をどうやって生きていけばよいのだろう?
こうあらねばならぬという強迫観念もない代わりに、こうありたいという望みも、こうしたいという欲望も何もない、ただはやくしにたいなあ、なんとはなしに、不快だなあという人生は、なんなのだろう?
ずっと眠り続けていることが最良の人生はなんなのだろう?
そう考えると、もう何も考えず走り出したほうがいいのではないかと、結局、ここに戻ってきてしまう。