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カニを食べたくて、北陸へ

自分ごとですが、
結婚当初から、
この季節にカニをいただきに行きたい。
その約束が、
42年の時を経て実現出来ました。

来年になると、
敦賀まで新幹線が延長されるので、
その前に行けて良かったです。
「新高岡」から、
バスで五箇山へ。
現在も住んでらっしゃる建物が、
長い年月を経ても、
しっかりと息づいている。

こんな場所です。
山には初雪がありました。


よくご覧になって下さいね。
金具らしきものは一切なく、
茅わらのようなロープで、
ぐるぐると作られた家屋です。
見学をして、
砺波辺りへ。
この日の宿泊場所です。
翌朝は、
楽しみにしていた永平寺へ向かいました。
道元禅師によって開かれた、
坐禅修行の場所です。
何故、
こんな山深い場所に?
14歳で比叡山に出家されて、
そのご中国へ。
「正伝の仏法」を、継承されて帰国。
34歳で京都に興聖寺を建立、
その後ある方の要請で、
「越前の国」に永平寺を開かれました。

ご存知かと思いますが。
大小70余の建物が存在しています。
そして、
回廊が造られていて、
効率よく、
修行僧の方が動けるようになっていました。
現在、
お若い修行僧の方は、
凡そ80名いらっしゃるそうです。
下の写真は、
1749年に造立されたもの。
中国唐時代様式のもので、
四天王や、
羅漢堂には、
五百羅漢が祀られていて。
毎日、
修行僧の方が楼上にのぼられて、
お経をあげます。
修行僧の日常は、
坐禅から始まり、
朝課を行われて、
行鉢をされて、
(多くの関わり合いの中に、生かされていることに感謝し、命と向き合う大切な時間です)
作務とは、
掃除などのことを指します。
廻廊の長い廊下の雑巾掛けなど。
「動の坐禅」と言われています。

永平寺、
冬の雪深いイメージですが。
勉強不足で、
何故こんな山深い場所を選ばれたのか?
自分なりに考えてみました。
厳しい場所だったり、
環境だからこその修行なのかもしれません。
しんしんと雪の降る永平寺で、
自分と向き合いながら、
或いは、
悟りのための修行の毎日が、
1日たりとも休むことなく、
行われる。
そんな気がします。

急激な寒さで、
腰が痛いとか思っている自分は、
まだまだだと感じました。
さて、
この後は、
芦原温泉駅下車で、
東尋坊辺りへ移動しました。
目的を遂行するためですね。

こんな場所です。
民宿の方は、
「今日は穏やかです」
そう仰ってましたが、
凄く激しく荒れてました。

さて、我が家の庭は、
40年ほどの木を掘り出していただいて、
いよいよ、
シート貼りの段階です。

永平寺は、
感慨深い気持ちにさせてくれる、
そんな場所でした。
日々の生き方に感謝しながら、
こうして生活できる今に、
心新たになりました。
あっ!
カニ🦀のことですか?
山育ちの自分が、
ほぼほぼ初めて口にする新鮮なカニ。
海の恵みそのもので、
感謝をしながら、
いただきました。
またの機会に報告致します。

ありがとうございました。

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