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秋の朝にあらためて自分に問いかける

■開催日時 2021年10月2日(土) 6:00-7:30(オンライン開催)
■参加人数 4人
■内容 「秋の朝にあらためて自分に問いかける」をテーマに参加者同士が手持ちの本を持ち寄って、オンラインで読書会。事前に読む必要はなく、時間内で読み、感想をシェアします。この読書会では、それぞれの本の内容を深めるより、なぜ今この本を読むのかという点や他の方が選んだ本との出会いや本同士のつながりに重点を置いて進めます。
 読書がさらに楽しい秋。子供の学校イベントへの参加や下半期が始まって何かと忙しくなる時期ですが、月に1回の読書時間。今回もまた皆で積読本を持ち寄りました。

読書会の流れは下記の通り。
 初めに今日の読書会を終えた時、どんな気持ちになっていたいかを発表。その後
①本を知り②問いを立て③探し④共有し⑤行動にうつす
という5ステップを目指して1時間半を過ごしました。
”行動にうつす”のが大切な点です。最後に参加者同士、メッセンジャーなどでそれぞれが行動したことなどシェアし合います。
 今回は初めに、「あらためて自分に問いかけたいことって何?」を話してチェックイン。最近の自分の働き方について、同僚とのコミュニケーションについて、といったテーマが出ました。それから、この読書会が終わった後に、どんな気分になっていたいか?を確認してから、いよいよ本に問いかけ、その答えを読み進めます。

■持ち寄った本
①アウトドア育脳のすすめ 脳科学者が教える!子どもを賢く育てるヒント
瀧靖之/著 山と溪谷社
②自由になるための技術リベラルアーツ
山口周/著 講談社
③FRaU SDGs MOOK WORK 今日からはじめる、私の働きかた改革。講談社MOOK

■読みたかった理由
・外で遊ばせるときにどんな風に子供の脳にどんな風に刺激があるのか、それの一助となるような働きかけはどんなことに気をつけらよいのか
・人と共生、リスペクトし合いながら、自由に働き、生きるための思考。リベラルアーツ、サイエンスなど先人の叡知にこの時代に改めて触れたいと考えました
・自分の働き方についてのヒント(自分らしく働くのが良いのか、働くとはそもそも他から求められたことに応えるためのものなのか)SDGs分野で注目されているフラウ。自分の働き方ってどう考えたら良いのか、知りたい

■本から得たヒント
・「賢さ」は「好奇心の高さ」につながる。外に連れて行って能動的に興味関心を持つのがいい、好奇心を持ってもらうために親ができることもある。3〜5歳は運動と楽器を一緒にやると良い。指先を使い器用さを身につける楽器。レジリエンスも鍛えていく重要さ。
・国によって根ざしているものは違うが、その背景には教養がある。受けた教育から知識を得てそれは国民性につながる。国民性を理解するためにもリベラルアーツを理解することが有効。世の中が経済的な成熟から人間的な成熟に移行し、次はどうそれを洗練させていくかに目を向ける時代。テクノロジーだけではなく人間の成熟とは。それを実現するためにリベラルアーツが必要になってくる。
・違うバックグラウンドがあるもの同士、それぞれを尊重して働くために、フィンランドのムーミン谷のお話に出てくるスナフキンの対話術が参考になる。他者を拒まず、聞き手として相手に言葉を飲み込ませない空気を作るスナフキンの姿勢は、相手の根底にある考えや思いを探り、興味を持つことから始まる。「自分らしく働く」ということばかりにとらわれすぎずに、様々な他者と働くということをもっと深く考えていこう。

■参加者の感想(一部)

・今日もみんなと語れて楽しかった〜本をあらためてちゃんと読みたい!
・働き方を考える上で、ダイバーシティとか制度とかに目を向けがちだが、他の方のお話も聞きながら、実は教育や教養、人間の成熟とかにつながると感じた時間だった。哲学なども学びたいな〜

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★次回は11月6日(土)6:00〜「冬のはじまり。深く考えたいこと」をテーマに予定しています。ご興味あればぜひ!★

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