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[Event Report] 新型コロナウイルスに立ち向かうためのテクノロジーとは

はじめに


みなさんこんにちは、Plug and PlayのChiyoです。新型コロナウイルスの影響で先の見えない状況に困惑しておられる方も多いと思います。まだしばらくは気の抜けない日々が続くとは思いますが、手洗いとSocial Distancing(社会的隔離)を徹底して、この難局を乗り切って行きましょう!


さて、Plug and Play KyotoではHardtech & Healthの領域のプログラムを実施していることから、アクセラレーターとしてこの世界的なパンデミックに立ち向かっているスタートアップを紹介するオンラインイベントを本日行いました。
シリコンバレーにあるPlug and Playの本社で行われたウェビナー [Technology Solutions Addressing COVID-19]の動画に日本語字幕をつけ上映するとともに、感染症の流行にテクノロジーで立ち向かう日本のスタートアップ2社をご紹介しました。

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(ウェビナーの様子)

新型コロナウイルス に立ち向かうスタートアップ8社

本日ご紹介したスタートアップは以下の通りです。

[海外]

1) Genomtec


Genomtechは、町の小規模な診療所での病原体検出を迅速に行う検査デバイスを開発しているスタートアップです。等温核酸増幅技術(INAAT)を利用して、検体を塗布したカードをカードリーダーに差し込むだけで、15分後に検査結果が得られるソリューションを提供しています。検体を検査機関に送付する必要がないため、現在3日から10日ほどかかっている検査時間を大幅に削減できます。


2) binah.ai

Binar. aiはAIと動画を使ってバイタルサインのモニタリングができるアプリを開発しています。スマートフォンで自分や他の人の顔の動画を撮影するだけで、血圧や心拍数、発熱といった健康状態を遠隔でモニタリングでき、重症化した患者を病院へ行くべきかどうか適切に選別できるテクノロジーです。2020年のCESでもイノベーションアワードを受賞しています。


3) Gyant


Gyantは医療相談とトリアージができるAIバーチャルアシスタントのサービスです。現在、COVID-19に感染したかもしれないと心配した人々で保健所の電話相談や病院の外来受付がパンク状態にありますが、Gyantを活用することで病院に行くべきかどうかを事前にスクリーニングでき、医療従事者の負担を減らすことができます。


4) Sonovia

パンデミックの最前線で患者の看護や治療にあたる医療従事者への院内感染が問題になっています。Sonoviaのテクノロジーは布繊維に抗菌・抗ウイルス加工することで、白衣やマスクへのウイルス汚染を防ぎます。超音波キャビテーションを利用して繊維に薬品を含浸させ、強い洗浄耐性を保持することが可能です。


5) Steth IO


新型コロナウイルス 感染症では重症化した際に人工呼吸器が必要になるため、それ以外の病気で人口呼吸器を必要としている人たちに十分な数が行き渡らないことが懸念されています。Steth IOのIoTデバイスはAIを活用してARDS(急性呼吸窮迫症候群)を早期発見・遠隔モニタリングするため、人工呼吸器が必要になる患者の総数を減らすことに貢献します。


6) Mammoth Bioscience


CRISPRゲノム編集技術を使用してCOVID-19の新しい検出方法を可能にするスタートアップです。ゲノム編集では、生物が持つ特定のDNA配列を狙って切断することが可能なため、ハサミ酵素を利用して標的となるゲノム配列を切断し、COVID-19に感染しているかどうかを高い精度で検出します。

[国内]

7) 株式会社T-ICU

T-ICUは、集中治療医がいない病院に対して、遠隔で専門医のアドバイスが受けられるというサービスを展開しています。集中治療に対応できる専門医の数が限られている中、遠隔で1人の専門医が複数の病院を担当することで、医師の負担を軽減します。Plug and Play Kyoto Hardtech & Health Batch 1にも採択されています。

8) PSYGIG株式会社


Plug and Play Japan IoT Batch 4に採択されたPSYGIGは、モビリティIoTプラットフォームを提供しています。今回の新型コロナウイルス感染症の流行拡大に際して、置くだけで体温測定ができ、常にサーモグラフィを監視していなくても、発熱者がいた際に自動で通知してくれるサーモグラフィキットを展開しています。

イベントを終えて

おかげさまで280名を超える方々にご視聴いただき、最後のQ&Aセッションでは活発なご質問もいただきました。本日のイベントの様子は、以下のリンクから4月13日までの一週間限定でご覧いただけます


また、一部の音声や画像などが粗いというご指摘を参加者の方からいただきましたので、今後のイベントでは順次改善して行きたいと思います。

おわりに


Plug and Play本社ではすでに、「COVID-19 Accelerator Program」と題し、COVID-19に対するソリューションを持った50社を超えるスタートアップをアクセラレートしています。この記事をお読みの方で、このようなスタートアップとの協業や投資にご興味のある方はぜひcontact-jp@pnptc.comまでご連絡ください!

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Plug and Play Japanでは今後も、COVID-19関連の問題にテクノロジーで立ち向かうスタートアップを紹介していきます。過去の記事もぜひ参考にしてください。

皆様、”Stay Home, Stay Safe”で、どうぞご安全にお過ごしください! 



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Plug and Play Japanという会社でマーケティング・コミュニケーションを担当しています。フリーランスのライターもやっています。好きな都市はニューヨーク、シドニー、京都。