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アニメ感想/SF

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SFに分類されると思われるアニメの感想をまとめています。
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#人類滅亡

[アニメ感想] アドベンチャー・タイム:子供用につけていたら「何?今の話!?」となって結局全部見ちゃう系

いきなり子供向けアニメ? と思うかもしれないけど、かなりヤバめの世界観を持った超大作である。 最初は子の気を逸らすために何となくつけていたんだけど、「何?今の話!?」となって結局私がガン見してしまったという次第で。 『アドベンチャー・タイム』は核戦争で現文明が崩壊し剣と魔法の世界となった超未来の地球が舞台である。 主人公のフィンは、希少種となった人間の子供で、冒頭ではその素性は解らない。 フィンは巨大なツリーハウスに、義兄弟で相棒の二足歩行で喋る黄色い犬ジェイクと共に

[アニメ感想] 人類は衰退しました:メルヘンだけどSFでブラックでぶっ飛んでる

物語の説明を読んで想像した物語と全く違っていて、見始めてすぐ「うお!? なんだこれわっ!!!」となった。 まさに、私の脳が求めているのは、こういう世界観だった。 パステルカラーのメルヘン世界かと思いきや、なんかSFだし。 それより、何より、ぶっ飛び過ぎな展開…。 主人公の「わたし」が生きるのは、遠い未来。 現代の文明はほぼ失われて、人類は減少の一途をたどっている。 そんな中で、地球上で新たに繁栄しているのが旧人類よりも遥かに高度な技術を持った新人類「妖精さん」たち

地球外少年少女:AIは人類をどこへ連れて行くのか

Netflix独占配信。 最初に言ってしまおう。 最高だったっ!!!!!!気が早すぎだが、私にとっての2022年の最高傑作はこれかもしれん、というくらいよかった。 『地球外少年少女』の舞台は2045年。地球周回軌道上に建設された日本製の商業施設「あんしん」。 そこには、登矢と心葉という14歳になる少年少女が暮らしていた。 二人は人類で初めて月で生まれた子供で、とある事故によって両親を亡くしている。 そこへ、未成年者宇宙体験キャンペーンで地球から美衣奈、博士、大洋の

[アニメ感想] Vivy -Fluorite Eye's Song-:歌で世界は変わるのか。変わると信じたい。

最初に言ってしまおう。 2021年、私にとっての最高傑作だった。 ストーリーも音楽も素晴らしく、そしてアクションシーンも最高にかっこよい。 わりとシンプルな絵柄なんだけど、時々AIたちの描写がやたらとリアルになって、艶っとした質感がぞっとするほど美しかったりする。 物語が始まるのは2061年4月11日。世界初自律人型AIであるディーヴァ(愛称 ヴィヴィ)は、「歌でみんなを幸せにする」という “使命” を与えられて、AI複合テーマパークで歌っていた。 ※自律人型AIとい