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アニメ感想/SF

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SFに分類されると思われるアニメの感想をまとめています。
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2022年6月の記事一覧

[アニメ感想] takt op.Destiny(タクトオーパス デスティニー):自粛を強いられる人類。現実世界と通じるものがある。

『takt op.(タクトオーパス)』はゲームとアニメが合体したメディアミックスプロジェクトである。 アニメの『takt op.Destiny(タクトオーパス デスティニー)』は、ゲームの世界の前日譚が描かれている。 舞台は西暦2047年。 2020年ごろに地球に飛来した黒い隕石から生み出された怪物 “D2”の脅威にさらされている世界。 怪物たちはなぜか人間の作り出す “音楽” を忌み嫌い襲ってくるために、人類は音楽を捨て何とか文明を保っている状態。 人間たちは対D

[アニメ感想] プランダラ:ギャップフェチにはたまらないし、物語もすごい

『プランダラ』の舞台は、数字に支配された奇妙な世界。 ここでは、生まれつき誰もが身体のどこかに数字が刻まれており、それが、個々の理由によって増えたり減ったりしている。 この不可解な仕組みを持った世界の真相は、後々解って来るんだけど、だいぶ驚きに満ちた世界観がそこにはある。 物語としてのワクワク度はかなり高めだ。 で、その数字がゼロになってしまうと、アビスという地獄的なところへ送られてしまうことになっている。 主人公の陽菜は、カウントがゼロになってしまいアビス送りになっ

[アニメ感想] はたらく細胞:体の中で起こっていることはめちゃSFだった

『はたらく細胞』は、ヒトの体の中にある数十兆個の細胞を擬人化し、体内を一つの都市のように見立てて、身体の仕組みを教えてくれる物語。 赤血球や白血球、血小板、キラーT細胞、マクロファージなどなどが、それぞれの役割に合わせた厨二心をくすぐるキャラクターとなって登場する。 主人公は身体中に酸素を配達する仕事をしている赤血球の女の子と、病原体の駆除を行っている白血球の男性。 人体は日々様々な脅威に晒されており、風邪をひいたり、怪我をしたり、熱中症になったり、病気になったり…そう