2月　春の足音と電動自転車

2023年が始まった。あっという間に2月に入ってぞっとしている。
この年末年始は年の変わり目を一つの大きな節目として変化を求めていたらしく、とりあえず大きな買い物をすることで生活を変えようとしていた。そして最近の一番大きな買い物と言えば電動自転車である。

子どもの保育園の送迎が抱っこひもで大変になってきていた。そしてその後の公共交通機関の通勤は、やや時間のロスを感じていたし交通費もかかる。電動とはいえ自転車こいでいれば多少運動することになる。職場でもよく見てみると電動自転車ユーザーは非常に多く、評判がめちゃくちゃいい。話を聞いてみるといずれ絶対必要になるし早く買ったらと言われる。買わない理由が見つからず購入することにした。

先代の愛車がブリジストンであり、今回も同社一択で選んだ。ネット上の口コミや自転車屋さんの意見も参考に、車種を決定した。

ハイディー：スタイリッシュで車輪が大きく、すいすい進むことがポイント。子乗せ部分が高いため子どもを持ち上げるのが大変、重心が上がってバランスがとりづらい、小柄な人にはやや不向き、などの意見も。

ビッケ：ブリジストン子乗せ電動自転車のメインを占める。上記のハイディーに対して、車輪がやや小さいタイプ。モブ、グリ、ポーラーの3つに分かれている。ポーラーは子は前に乗せるタイプで、さらに安定性が高く初心者向け。モブとグリは、またぐ部分のデザインが異なり直線的なのがモブ、曲線になっているのがグリ。

ビッケ | 子ども乗せ 電動アシスト自転車 | 電動アシスト自転車 | ブリヂストンサイクル株式会社

購入先もいろいろ検討し、大手家電量販店で買うことにした。店内で子どもと一緒に試乗し心を決め、色も在庫があるもので即決断した。

自宅に届き早速乗ってみると、乗り始めに加速がついてびっくりする。よろよろしているところでスピードが出たら、どこかにぶつかったり転んだりしそうな気がしているが、幸い今のところ転倒には至っていない。日々ギアを変えたり、アシストのモードを変えたりしながら出したい速度と自分が耐えられる負荷の間で揺れ動いている。まだまだ電動自転車ユーザーとしては初心者で発展途上だ。

自転車を買ってよかったことは挙げるときりがない。通勤途中で寄り道が自在である、景色を見て癒やされる（特に夕焼け、日も長くなってきたのでさらに帰り道に満たされることができる）、バスや時間の電車を気にしながら抱っこひもで小走りすることがなくなった、などなど。とりあえず気持ちにゆとりが出てきた。

そして不思議なのが、雨など自転車に乗れない日になると、それはそれでバス通勤の良さが感じられることだ。バスしかないときにバスに乗るのと、自転車かバスがあって、バスを選択しているのでは全然違うのだ。選択肢があることは日々を幸せにしてくれる。ということで、こうして書いてみると2023年は幸先良くスタートできていた。自転車のようにびゅーんと進んでいきたい。