野の鳥は野に


これは、日本野鳥の会創設者の中西悟堂さんのお言葉ですね。
深く共感します。野生の生きものは、特別の事情が無い限り、野に生きるのが一番と。

日本では未だ、珍しい野鳥…特にフクロウ類や、カワウソやハリネズミ、爬虫類、魚類、昆虫etc.の野生の生きものを飼いたがる人が多いようですが、残念で悲しいこと、また危険なことだと感じております。

まさにいま現在、猛威を振るい、世界中を混乱させているコロナウイルスも、コウモリなどの野生生物との関連性を指摘されていますね。

珍しい生きもの・人気がある生きものは、お金になるからと、国内外を問わず密猟が横行するし、高いお金でそういう生きものを手に入れたとしても、飼いきれず持て余して捨てたり…
問題は多岐に渡りますね。

生きものを飼いたければ、行き場を失って困っている沢山の保護犬や保護猫を飼えばいいのでは?

また、野鳥や野生の生きものと関わりたいのであれば、交通事故などで傷ついた子たちの面倒をみて、いずれ野生に返すお手伝いをするボランティアに登録するetc.いろいろ方法がありますね。
後は獣医さんになる!とか…。

いずれにしても、密猟は暴力団の資金源にもなったりするそう(野鳥の会で聞きました。)だし、国際的にも種の保存が叫ばれて久しいし…
何とか、野鳥や野生の生きものとペットとを混同して考える風潮が無くなると良いなと思います。

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