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ThinkCentre M75q-1 Tiny、死す。WindowsUpdate(KB5001330)が原因かと思ったけどそうでもなさそうな話

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 何もしてないのに壊れた。というような表現は、絶対サポセン黙示録さんで20年前くらいによく見た表現ですが、本当にこれ。なんでかわからんけど壊れたんですよ。ほんとですってば。


M75q-1 Tiny、壊れる。

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 2020年7月に購入したLenovoのミニデスクトップマシン、ThinkCentre M75q-1 Tinyが突然死というか厳密に言うと脳死してしまった。

 症状としては電源投入してから数十秒~5分程度で必ずフリーズする、というもの。フリーズする際の起動状況は関係なく、電源投入直後のWindowsが立ち上がる前にフリーズしたり、完全にWindowsが立ち上がってデスクトップが安定して表示されてからフリーズしたりすることもあります。

WindowsUpdateを疑えってばっちゃが言ってた

 当初は、症状がはじめて確認された同日の2021/4/16にリリースされたWindowsUpdate「KB5001330」に関連する不具合か?と思って同アップデータプログラムのアンインストールを試みたのですが、アンインストールしても症状は改善せず。

 あちこち検証しようとするも、なにぶん活動限界が15秒~最大5分と、なんだこいつエヴァンゲリオンか?というレベルなのでそんなにソフトウェア上で調査ができず。

 有識者LINEで相談してみて、とりあえずメモリエラーを疑いメモリは16GBx2枚刺さっているので、刺す位置を入れ替える。現象再発。別のメモリに変えてみる。再発。SSDではなくリカバリーメディア(USB)からWindowsを呼び出すもフリーズ。なんだそれ。
 そこでふと思い立ったのが載せ替え。

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 筆者はM75q-1 Tinyを購入した後、勢いでThinkPad E495も妻に怒られながら購入していたのだ。フハハ。幸いにも、ThinkCentre M75q-1 TinyとThinkPad E495はメモリの規格もSATA HDDもM.2 SSDも同じものが刺さるので、故障しているM75q-1のパーツ(メモリ16GBx2、M.2 SSD/500GB、2.5inch HDD/1TB)をそっくりそのまま載せ替えてみて、故障原因を特定しようじゃないかと。深夜にめんどくせぇ~~~とつぶやきながらE495の裏蓋を外してE495のパーツ(メモリ8GBx2、M.2 SSD/256GB、HDDなし)をいったん外し、M75q-1からパーツを載せ替える。蓋を甘めに戻して、よしいちおうセーフモードから起動。

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 あれ、M75q-1のSSDとHDDしか積んでないのに、E495上なら普通にセーフモード起動するしフリーズもしない。ならば、と通常モードで再起動。
 ムム、、、やっぱり普通に起動するし何時間使用しても正常に稼働する。どうなっとるんだ…ソフトウェアじゃねえのかな…と思い、こんどは正常稼働していたE495のM.2 SSD(Windowsが入っている)とメモリをM75q-1に換装してみて電源ON。

 やっぱりな。M75-q1 Tiny上では、HDDを外しE495のSSDとメモリをそっくり入れても同症状。ということは、HDDとSSDとメモリ、ひいてはOS側の問題ではなさそう。完全にハード側、マザーボードの故障か、CPUの故障か?もうこれはお手上げ。
 ちなみに、目視する限り異常はなし。うごめく何かが入り込んだ形跡もない。

Lenovoのサポートってどうなん?⇒ええやん?

 購入してから1年間はまだ経っていないからさすがにメーカー保証で修理見積くらいは無料でしてくれるんじゃないかなあと期待してLenovoのサイトへ。本体に記載されているシリアル番号を打ち込むと、保証期間内らしい。ならば、とコールバックフォームに症状を記入して折り返し電話を待つ。
 思ったよりすぐLenovoコールセンターから着信し、普通に日本語を流暢に話すお姉さんから電話がくる。コールセンターは日本国内にあるんかなあ、とか考えつつ、上記症状とメモリSSDHDDが原因ではないようです、と述べると、接続している映像出力ポートを別のものに変更できればしてみてください、と言われるので電話しながら試行。
 HDMI出力ポートを2つの構成にしてあるので、もう一方のHDMIにモニタを接続して起動を試みる。やはり同現象。次に、電源投入時にF10を連打すると診断モードになるので診断せよと言われ実行。すべてのパーツがPASSED(異常なし)と表示される。コールセンターのお姉さんも、できることはもうないので、出張か引取り修理させていただきますということになった。
 コールセンターの対応品質は文句ないくらい良い。ハードウェアの知識ももちろんだが、外資企業なのに流暢な日本語で話す(というか明らかに日本人のオペレータが対応している)のは、日本法人でサポート業務の部門があるんじゃねと思うし頼りになると思った。

修理の発送も楽

 引取り修理を選択したが、心配していた修理費用や往復送料については、基本的に無料でやってもらえるとのこと。やったぜ。
 引取りは最短明後日以降に佐川急便の精密機器輸送サービスにより佐川のドライバーがユーザーの玄関先へ伺うため、梱包や伝票は一切不要。管理者権限のあるWindowsアカウントのパスワードを無効にするか、パスワードを記載したメモを本体に貼付した本体のみ(電源コードなど一切不要)を発送せよ。と指示を受けたのだけど、まあなんてラクチンなんでしょ。

出荷時構成にできるだけ戻す

 ただ、本体のパーツはできるだけ出荷時の構成に戻してもらいたい、すでにモノが無いなどで戻せないパーツはそのままでもよいが、ユーザーで換装したパーツ起因の故障と結論づいた場合は有償修理となるため、電話で修理続行か返却か選ぶことになり、その際は送料負担する場合があるらしい。
 わたしは製品注文時には内蔵HDDにWindowsが入った構成だったけれど、自分で買ってきたM.2 SSDにWindowsを入れ直し、内蔵HDDはデータドライブとして使っていた。
 なので、しかたなく内蔵HDDから別の外付けHDD等にデータをすべて移行し、M.2 SSDを取り外し、内蔵HDDをフォーマットしてからWindowsをクリーンインストールした状態で発送することになり、ちょっと面倒くさかった……そのまま発送しても再現性はあると思うし、修理自体に支障はないかなと思ったけど、輸送時や修理時のHDDデータ喪失リスクは避けたかったので…。
 以前タイムセールで15,200円で購入していたWDの外付け8TB HDDがあってよかった。というか今タイムセールで14,980円とかもっと安いんですね…。ちなみにこのWDの8TB、一部出荷モデルはヘリウム充填という説があったけど私の筐体は違いました。(ヘリウム充填ガチャについてはこのへんググってください
 ヘリウム充填じゃなくても安いからいいもん!!

というわけでM75q-1くんは群馬へ旅立った

 M75q-1 Tinyくん、緊急修理宣言ということで群馬県のLenovo修理センターへと運ばれて行きました。戻ってきた編については近日中に別の記事で更新したいと思います。

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