見出し画像

Xデザイン学校 ベーシックコース 2023 #00-プレ講座

2023年5月7日(日)、Xデザイン学校 ベーシックコースでのプレ講座の振り返り。

ベーシックコースに参加した理由


私がXデザイン学校の存在を知ったのは、今から1年少し前。

サービスデザインを勉強したいとスクールを探し始めたときが、ちょうど昨年度のベーシックコースの募集締め切りが迫っていた頃だった。

そのときは、ベーシックコースに通おうと思ったけど、自分はサービスデザイン初学者だし、実務上の経験も無いし、ぐっと踏みとどまって数カ月待ち、ビギナーコースに申し込むことにした。

ということで、自分にとって今回のベーシックコースは、1年越しの”満を持して”感がある(笑)

ビギナーコースを終えてすぐの参加は少し迷ったけれど、

①前回の学びの記憶が残っている内に、もう1回学びを上書きして、理解を深める
②新しいメンバーで、新たなアウトプットを生む経験を積む

ために参加を決めた。

①について。
ビギナーコースではとにかく講義についていくのに必死で、かなり内容をシンプル化して頭に詰め込んだような感覚がある。

基本的な考え方の土台は吸収できたと思うけど、取りこぼしも多いように感じていて、もう1回しっかり学びたい、という気持ちが強かった。

触れたことがある内容もあるからこそ「要は、こうだよね」とまたまたシンプル化しすぎないよう、まっさらな気持ちで学びたい。

②について。
先日、ビギナーコースのチームメンバーと振り返りをしている中でも出てきたけれど、当時は「よくもわるくも、うまく進んでしまった」感じがあった。

全員が他人の意見に肯定的な反応を見せて、かといってYESマンになりすぎず、時にはそもそも論に立ち返り…

というのが自然にできていたので、「このメンバーで良かった」と思う反面、「途中から綺麗にまとめにかかっちゃったよね」という反省も。

このメンバーでこの状況だからこそ心折れずに頑張れたというのはあるけれど、たぶん現実に当てはめると、こんなうまくいくはずがない。

だからこそ、新しいメンバーでもう1回イチからチームビルディングを含めて頑張ってみたくて、それが今回の参加の動機となった。

元々が1人でもくもくとやるの大好き人間なので、普段の仕事でもチームのメンバーを巻き込むことなどが、結構大きなテーマになっている。

今回は期間も長いからこそ、「良いアウトプットを生むための、良いチーム作り」も頑張ってみたいと思う。

①講義についていける…!


前置きが長くなったけど、ここからがプレ講座の振り返り。

早速、講義の具体的な内容以外への感想になってしまったけど、自分としては結構驚いたことなので。

約8か月前のビギナーコースのプレ講座は、初めて尽くしで、本当に!!ついていけなかった。

当日参加できなかったので録画を後から視聴したのだけど、途中で何回も再生停止して、メモをとって、時には検索して調べて、何とか「理解した、ことにする」に達した(無理やりさせた)。

ということで今回もそれなりに覚悟して臨んだのだけど、今回に関しては「先生方の話が、ちゃんと頭に入ってくる」のが個人的には衝撃だった。

もちろん、深い理解ができているかといわれると怪しいけど、過去の講義で学んだ内容や、それをふまえて個人的に本を読んだ内容などが頭の中にあるせいか、ひとまずついていけることにホッとした。

がむしゃらにしがみつく、の一歩先には行きたいと思っていたので、なんかここからの10カ月も頑張れそうな気がした。

②AIは、「魔法の道具」じゃない


なんでも解決策をAIにするな。

はい、そうですよね…とうなだれてしまう。

自分自身のAIというものへの理解が薄いということもあるけれど、「AI=よくわからないけれど、とりあえず困ったら何でもしてくれるツール」にしてしまいがち。

これはAIに限ったことではないけど、新しい技術に対して、理解が薄いまま期待をかけすぎるというのは思考停止だな…と反省した。

「AIに、ユーザーに適切な情報を出してもらおう…って、どんな情報がユーザーに最適なのかを考えるのがUXデザインでしょう?」というのには、本当にぐうの音が出なかった。

別のパートの講義でも「UXというのは、面倒くさいことをやること」という話があったけど、便利そうなものに答えを求めて、考えを止めてはいけないなというのはつくづく感じた。

パッと見、シンプルなものというのは、簡単に考えたのではなく、考えに考えて考え抜いた結果、シンプルになったのだと思う。

便利な技術を使うこと自体が悪いのではなくて、「何ができて、何ができないのかを正しく理解すること」「あくまで、手段の1つとしてとらえること(手段ありきで考えないこと)」をおさえることが大事だと思った。

③「組織」「チーム」に働きかけるということ


午前の講義でも、午後の講義でも、「ボトムアップ的にビジョンやパーパスを生んでいく」「ボトムアップ式に、改革の種を生んでいく」というフレーズが出てきた。

サービスデザイン、UX関連の書籍を読んでいても、「社内にどう展開していくか、巻き込んでいくか、働きかけていくか」みたいな話はよく出てくる。

新しいことを実現するには、仲間がいる。1人でいろいろ考えて、動いていても、それだけでは変わらなくて、時には組織それ自体を動かしていかないといけない。

そう考えたときに、サービスデザインの実践には「組織作り」というものが大きく関わってくるのだと思う。

これは、自分自身も仕事の中で、上司を見て感じていた+自分も段々肌で感じるようになってきた、というところ。

そういえば、今期に入って、自分が仕事でやりたいことをいろいろ話しているときに、私のつたない言葉の断片を拾い集めた上司から「これからインナーブランディングに向けて本格的に動く予定だけど、一緒にやる?」という言葉があり、その時は自分でも「面白そうだけど、何で自分のやりたいことがここに行きついたんだろう」と不思議に思っていた。

でも、よく考えると、おそらく「同じ事業にかかわるメンバー皆が、同じビジョンやパーパスをもって、何を実現していくのかという共通の根底をもっていけるようにしたい」と思っていたからだったんだろうなと、今更腑に落ちた。(あんまり自分の思考プロセスを言葉にできていなかった)

組織作り、これは1つのキーワードとしてこれから学んでいきたいところだ。

まとめ


盛りだくさんのプレ講座だったけど、新たな学びを得たり、自分の最近考えていたことの言語化ができたり、有意義な回だった。

ここからの10か月も、楽しみながら頑張っていこうと思う。