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Xデザイン学校 ベーシックコース 2023 #08-ペーパープロトタイピング

12/9(土)、Xデザイン学校ベーシックコースで8回目の講義。

●本日のコンテンツ
・講義:ペーパープロトタイプ
・ストーリーボード、ワイヤーフレームの作成


もっと、もっと、具体的に。


今回の講義は、昨年のビギナーコースでは学ばなかった範囲、かつ自分自身が普段の仕事でインターフェースの実装まわりに関わることがあまりない&まだ書籍等での情報収集もほぼしたことがないため、とにかく新しく知ることだらけだった。

初めてストーリーボードを書いてみて、まず一番に思ったのが、前回の講義で、「アクティビティシナリオを書いたら、一気に解像度が上がった!」と満足していた自分が恥ずかしい、ということ。

雑味たっぷりシナリオで解像度が上がったこと自体は確かなんだけど、やっぱりまだまだ足りなくて、いざペンを握ると、なかなか手が動かない。

人の表情や行動は描けても、背景が埋められない。

シナリオを書くときに、デバイスの画面だけにズームインするだけでなく、もう少しズームアウトしてそのユーザー自体をもっと見るように考えたけど、「利用状況(=そのユーザーが置かれている状況=背景)」までは見られていなかったと反省。

背景が埋められないだけでなくて、コマとコマがなんとなく飛んでいるように感じてしまったり、デバイスとのタッチポイント以外の時間がうまく想像できなかったり…

周りの環境や、それに対してのユーザーの反応や感情の機微、雑味を含んだ、つまり”自然(開発側が思っているように人がスムーズに動くわけではない)”な行動、そういったものたちへの想像力が粗かったなあ…と。

そして、やっぱりここにもリサーチやインタビューの不十分さが反映される…!と悶えている。

今回も、前のプロセスがいかにその後のプロセスに影響しているか、痛感させられた。

(余談①:美術・体育・家庭科・音楽といった実技科目が軒並みできなかった&自分の書く字が好きじゃなくてアナログで何かを書く/描くことにすごく抵抗感があった。でも、今回の講義で人の描き方や、線がちゃんとつながるように描けば良いといったコツを教えていただいて、さらにこれまで考えてきたことが目の前に表現されていって、「楽しい」と思えた。新感覚!)

(余談②:背景を想像する・描くのが苦手なのって、漫画をあまり読まずに育ってきたことも少し関係ありそうな気がしてきた。小説はたくさん読んできたけど、小説って、やっぱり人の言葉や感情にフォーカスされやすい。それに比べると、漫画って、すべてのコマで、登場人物が置かれている状況が背景ごと表現されているなと思った。まともに漫画読むようになってきたのが、ここ1~2年だってこと、なんだか影響していそう…)

まずUX、そしてインターフェース


前回のシナリオ作成、そして今回、ストーリーボードやワイヤーフレームでユーザーの利用状況がどんどんクリアになってきた。

その過程を経験する中で、「こちらが良いと思うモノを作って、後付けで体験をつくるなんて、そりゃ無理だろう」という気持ちもどんどん強まった。

実際、ワイヤーフレームを書いているときも、「こういう部分って、普段使っているアプリやサイトだと、どんな感じで表示されているっけ?」と調べることが何回もあり、ユーザーがどれだけインターフェースのことなど考えていないかを感じた(講義内の「人はインターフェースを想定して行動するのではなく、「~をしたい」に基づいて行動する」というのがよくわかった)

もちろん、この分野を学び始めてから、まずUXを作っていくことの重要性は感じていたんだけど、「じゃあ、なんで?」と聞かれていたらうまく説明できない感覚があった。

でも、この一連を学んだ今なら、前よりも少しは自分の言葉で、その重要性が訴えられそう。

正直、自社内ではこういう考えはまだ全然広まってなくて、「良いものを作れば、顧客は喜んでくれる」「あとはハイタッチの接点でさらに満足させられるように頑張って」みたいなカルチャーが根強い。

それに違和感を覚えているメンバーもいるけれど(特に若手の子たち)、それをうまく言葉で説明することもできず、なんか有耶無耶になっている。

プレ講座でも、組織やチームに働きかけるという話が出てきたけど、やっぱりこの分野は組織づくりと根強く紐づいているなあ…これまでは上司が1人で孤軍奮闘してきたけど、私ももっとカルチャーづくりに関わっていかないと、というか、関わっていきたいなあ、もっともっと良いサービスを作れる組織にしていきたいな…と思いながら講義を受けていた。

まとめ


5月にプレ講座とブートキャンプがあり、もう12月。講義も残すところあと2回となった。

後半に入ってからが、とにかく早い!

正直、自分たちのアウトプットに自信があるかと言われれば全然ない。

でも、失敗ができる場だからこそ、これまでの学びや気づきを反映させながら、今できる最大限のものを作っていきたいと思う。