Xデザイン学校 ビギナーコース 2022 #04-ユーザーリサーチ
11/5(金)、Xデザイン学校で4回目の講義。
前回から本格的に始まった、チームでのディスカッション。
曖昧な言葉や概念のすり合わせにてこずったり、議論が拡散しすぎて決まった時間にまとまりきらなかったりと、なかなか大変ではあるけど、チームメンバーの皆さんが議論や雰囲気づくりに協力的でとてもありがたい。
雑談を交えながら進めていく中で、新たなアイディアがうまれることもあるし、ふいに出てくる疑問や確認で新たな議論に発展することもあって、チームで課題を進めることの価値をひしひし感じている。
このチームであれば良いアウトプットに落とし込んでいける気がするので、自分もしっかり貢献していきたい。
さて、ここからは今回の気づきと学びのメモ。
ここまで2週間おきの講義で、インプットが多すぎてなかなかうまく言葉にできていない感じがあるけど、無理に綺麗な言葉にせずに書き留めていこう。
ビジネスモデル/ユーザーが曖昧なままインタビューしても、意味がない
今回は、チームで話し合ったビジネスモデルと、そのユーザーを想定して、ユーザーインタビューの練習を実施した。
私はインタビュアーとして、チームメンバーの2名を仮想ペルソナに見立ててインタビューを行った…のだけれども、まったくもって手ごたえがない。
というのも、私たちのチームは、インタビュー前の議論が収束しきっておらず、ビジネスモデルもユーザーもなんとなく曖昧な状態でインタビューを始めてしまったのだ。
「どんな未来を描きたいのか」をベースにビジネスモデルを考えていけたのは良かったけど、抽象度の高い言葉が蔓延してしまったせいで、お互いのイメージするものがちょっとずつズレていたことに議論の後半で気づいて、結果的にまとまりきらないままタイムリミットがきてしまった。
結果的に、ユーザーがしっかり決まっていないものだから、何を聞くべきなのかわからず、1人あたり20分間の時間設定のうち、15~16分も経つと質問が止まってしまった。
インタビューをすれば何かがわかるだろうといった希望的観測で見切り発車してはいけないこと、ビジネスモデルなりユーザーなり、インタビューする側がベースとなる考えをもっていなければ、インタビューの意味がないことがよくわかった。
解像度が粗いまま、次の問いに進んでいる
これもインタビュー練習をしていて感じたこと。
自分が投げかけた問いに対して、インタビュイーが回答する。
それに対する、深堀りが少ないのだ。
言い換えると、インタビュイーの状況に対しての解像度が粗いまま先に進んでしまっている。
ちょうど最近、自分の職場でもマーケティング担当からの依頼を受けて仮想ペルソナに対してのインタビューを行ったときも、同じことを感じた。
インタビューをしているその瞬間は「なるほど~」と思うのだが、後から記録を見た他の人に突っ込んだ質問をされると「それは質問していないです…」となってしまう。
言語情報として相手の回答を理解できても、その情景を脳内に描き、背景を少しでも知っていなければ、インタビューにおいては理解できたことになっていない。
半構造化インタビューの構造化されていない部分の攻略、これは経験を重ねていく中でしっかりと身に着けていきたい。
まとめ
毎回の講義の中で、新たな学びがあって楽しいし、できないことがどんどん見えてくるのが面白い。
もっと失敗して、もっと学びを得ていきたい。