Xデザイン学校 ビギナーコース 2022 #00-プレ講座
この9月から、Xデザイン学校 ビギナーコースに参加する。
開講に先立って、9/3(土)に「プレ講座」が開催された。
当日は仕事のため参加できず、動画でのキャッチアップになってしまったけれど、これから始まる学びを深めるためにも、振り返りを残していこうと思う。
Xデザイン学校について
Xデザイン学校とは
Xデザイン学校は、社会人を対象とした、「デザイン」を学ぶ環境である。
レベル別に複数のコースが設けられており、私は初心者向けの「ビギナーコース」に参加している。
参加のきっかけ
1番のきっかけは、今年度の4月から、サービス品質向上のチームに配属されたこと。
元々は直属の上司がその分野の責任者であり、営業の仕事の傍らでちょこちょこ手伝いをさせてもらう中で、「詳しいことはわからないけど、面白そう」という漠然とした興味を抱いていた。
今年度から新たにチームとして発足するということもあり、希望して配属された…は良いけれど、「何か面白そう・楽しそう」程度のノリだったので、いかんせん頭の使い方が、ついてこない。
というか、必要な視点を養うに至るための、知識が足りない。
ただ、少し書籍を読む中でも「私が専門にしていきたかったのって、こういう分野な気がする」という感覚があったため、少しでも学びを深めていければという想いで参加を決めた。
#00 プレ講座の概要
プレ講座は、サービスというものが「どう変化してきたのか」「どうすれば良いのか」について、DXを絡めつつ講義が展開された。
講義内容の詳細は記載しないが、内容がてんこ盛りで、かつ具体的な事例も満載で、とにかく楽しい。
が、まだ慣れない分野なので、とにかくついていくのが大変。笑
リアルタイム参加ではなく、動画でのキャッチアップだったので、適宜停止しながら何とかついていけたが…
楽しみつつ、喰らいついていける、程よくストレッチが効いた時間になりそうな予感。
学び - 「ビジョン」と「パーパス」の明確化
今回の講義の中で、特に印象に残ったのは、「ビジョン」と「パーパス」に関する内容だった。
「ビジョン」とは、「創りたい未来」のこと。
これは、自社の中でも、事業の部門長から定期的に共有されているように思う。
結局のところ、自分たちは何を実現したいのか。どうありたいのか。
マネージャーでも何でもない現場社員だけど、これは即答できる。
一方で、「パーパス」とは、「存在意義」のこと。
「なぜ」「誰のために」事業を行うのかを指す。
これは…どうだろう。
言葉で説明できるようで、やっぱりうまくできない気がする。
…と考えている間に、ふと思いついたことがあって、自社の企業理念を改めて見てみたら、しっかりパーパス・ドリブンな表現になっていた。
”言葉で説明できるようで”と感じた根源は、これだったみたい。
でも、”やっぱりうまくできない気がする”のは、その企業理念を暗唱することはできても、自分の言葉で語れないからだと感じた。
自分が関わる事業が、「どのような価値を提供したいのか」とか、「具体的に何をするのか(どのような方向性で進んでいるのか)」とか、そういったことは、説明できる。
でも、それはあくまで「実装部隊寄り」の思考であって、講義の中で言われていた通り「ユーザーに寄り添いすぎて、小手先のアイディアしか出てこない」状況なんだろうと気づかされた。
うーん、こんな状態で「もっと良いサービスに育てていきたい!」なんて思っていたのが、片腹痛い。
もちろん、今の自分は、デザイン思考・HCD・UXデザインといった「実装部隊」としての思考や行動が求められる(というか、まだそれを手伝うに過ぎないレベルなんだけど)立場だけど、だからこそ、そのベースとなる上流の部分・戦略をしっかりと汲み取り、問いかけていかなくてはいけないと感じた。
自分の場合は、「現場第一線で、サービスを提供する(=一番、顧客と接する時間が長い)」立場だからこそ、自らこういった上流部分を知りに行かないと、どんどん目の前で起きたこと・聞いた声に流されて、結局ハンパなアイディアしか出せなくなってしまいそう。
これからの講座の前提知識とした学んだ内容だが、自分の仕事の基本姿勢の部分を省みる機会となった。
いよいよ、今週から開講!
盛り上がって長々書いてしまったけど、まだプレ講座の段階に過ぎなくて、本格的な講義は今週末から始まる。
今回ほどのボリュームではないにしても、毎度の学びや発見をnoteに記していきながら、一歩でも半歩でも前進した半年後の自分に向かいたい。