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Xデザイン学校 ビギナーコース 2022 #00-プレ講座

この9月から、Xデザイン学校 ビギナーコースに参加する。

開講に先立って、9/3(土)に「プレ講座」が開催された。

当日は仕事のため参加できず、動画でのキャッチアップになってしまったけれど、これから始まる学びを深めるためにも、振り返りを残していこうと思う。

Xデザイン学校について

Xデザイン学校とは

Xデザイン学校は、社会人を対象とした、「デザイン」を学ぶ環境である。

2017年5月、浅野智氏と山崎和彦氏の二人によって、社会人のための新しいデザインの学校を開始しました。デザインには社会をよくする力があります。ユーザー体験、人間中心設計、デザイン思考、サービスデザインなどを基礎にしながら、これにこだわらず、誰でもがデザインを活用する社会に向けてのデザインの学びと研究を推進します。講師には、この学校に賛同してくれる実践者や研究者に協力してもらい、多様なコミュニティなどとも連携し、この分野で最高の学びと研究を目指しています。

https://www.xdesign-academy.com/

レベル別に複数のコースが設けられており、私は初心者向けの「ビギナーコース」に参加している。

参加のきっかけ

1番のきっかけは、今年度の4月から、サービス品質向上のチームに配属されたこと。

元々は直属の上司がその分野の責任者であり、営業の仕事の傍らでちょこちょこ手伝いをさせてもらう中で、「詳しいことはわからないけど、面白そう」という漠然とした興味を抱いていた。

今年度から新たにチームとして発足するということもあり、希望して配属された…は良いけれど、「何か面白そう・楽しそう」程度のノリだったので、いかんせん頭の使い方が、ついてこない。

というか、必要な視点を養うに至るための、知識が足りない。

ただ、少し書籍を読む中でも「私が専門にしていきたかったのって、こういう分野な気がする」という感覚があったため、少しでも学びを深めていければという想いで参加を決めた。

(ちなみに、Xデザイン学校を選んだ理由は…)
・完全初学者の私でも参加できる「ビギナーコース」がある
・複数のコースがあり、キャリアアップに並行して継続的に学習ができる
・オンラインで参加できる
・インプット、アウトプットの両立ができる
・勤務日とはいえ月1~2回の開催なので、有休の範囲内で参加できる(大事)

#00 プレ講座の概要

プレ講座は、サービスというものが「どう変化してきたのか」「どうすれば良いのか」について、DXを絡めつつ講義が展開された。

講義内容の詳細は記載しないが、内容がてんこ盛りで、かつ具体的な事例も満載で、とにかく楽しい。

が、まだ慣れない分野なので、とにかくついていくのが大変。笑

リアルタイム参加ではなく、動画でのキャッチアップだったので、適宜停止しながら何とかついていけたが…

楽しみつつ、喰らいついていける、程よくストレッチが効いた時間になりそうな予感。

学び - 「ビジョン」と「パーパス」の明確化

今回の講義の中で、特に印象に残ったのは、「ビジョン」と「パーパス」に関する内容だった。

「ビジョン」とは、「創りたい未来」のこと。

これは、自社の中でも、事業の部門長から定期的に共有されているように思う。
結局のところ、自分たちは何を実現したいのか。どうありたいのか。
マネージャーでも何でもない現場社員だけど、これは即答できる。

一方で、「パーパス」とは、「存在意義」のこと。
「なぜ」「誰のために」事業を行うのかを指す。

これは…どうだろう。
言葉で説明できるようで、やっぱりうまくできない気がする。

…と考えている間に、ふと思いついたことがあって、自社の企業理念を改めて見てみたら、しっかりパーパス・ドリブンな表現になっていた。

”言葉で説明できるようで”と感じた根源は、これだったみたい。

でも、”やっぱりうまくできない気がする”のは、その企業理念を暗唱することはできても、自分の言葉で語れないからだと感じた。

自分が関わる事業が、「どのような価値を提供したいのか」とか、「具体的に何をするのか(どのような方向性で進んでいるのか)」とか、そういったことは、説明できる。

でも、それはあくまで「実装部隊寄り」の思考であって、講義の中で言われていた通り「ユーザーに寄り添いすぎて、小手先のアイディアしか出てこない」状況なんだろうと気づかされた。

うーん、こんな状態で「もっと良いサービスに育てていきたい!」なんて思っていたのが、片腹痛い。

もちろん、今の自分は、デザイン思考・HCD・UXデザインといった「実装部隊」としての思考や行動が求められる(というか、まだそれを手伝うに過ぎないレベルなんだけど)立場だけど、だからこそ、そのベースとなる上流の部分・戦略をしっかりと汲み取り、問いかけていかなくてはいけないと感じた。

自分の場合は、「現場第一線で、サービスを提供する(=一番、顧客と接する時間が長い)」立場だからこそ、自らこういった上流部分を知りに行かないと、どんどん目の前で起きたこと・聞いた声に流されて、結局ハンパなアイディアしか出せなくなってしまいそう。

これからの講座の前提知識とした学んだ内容だが、自分の仕事の基本姿勢の部分を省みる機会となった。

いよいよ、今週から開講!

盛り上がって長々書いてしまったけど、まだプレ講座の段階に過ぎなくて、本格的な講義は今週末から始まる。

今回ほどのボリュームではないにしても、毎度の学びや発見をnoteに記していきながら、一歩でも半歩でも前進した半年後の自分に向かいたい。