Xデザイン学校 台日共創デザインワークショップ in 台南400_2024 Day2
昨日に引き続き、Xデザイン学校にて参加している「台日共創デザインワークショップ in 台南400」のリフレクション。
2日間のワークショップ、本日はDay2で最終日。
相変わらず眠い目をこすりながらなので、とりとめがないけれど、記憶の新しいうちに。
Day2 - キャンパスツアー・講義・ワークショップ
本日は、大学構内のキャンパスツアーからスタート。
雨が少ない台南で、まさかの土砂降り…さすがの雨女っぷりを発揮してしまった…。
広々とした大学構内はのどかでとても居心地が良く、日本統治時代からのものも含めて、歴史的な建造物に溢れていた。いつか大学院に通う機会があるのなら、ここで学びたい!
その後は講義も交えつつ、複数のワークショップを経て、「台南の魅力を活かして、姉妹都市の住民を関係人口に誘致する」ための企画を考えていった。
限られた時間の中で企画をまとめていくには、とにかくスピードが求められる。「形にする」ことが先行して、昨日のフィールド調査をふまえたKJ法での台南の魅力整理、ペルソナ作成、バリュープロポジションキャンパス作成と、それぞれ深く議論することもままならなかった…けれど、その中でも得られたものがあったので、本日はそちらを記録していく。
アウトプットの質は、関係性が肝
サービスデザインの実践は、組織作りである。
これは、過去のXデザイン学校の講義においても、グループワークにおいても、そしてもちろん仕事の中でも感じていた。
自分が所属するチーム、事業部全体、会社全体、「組織」の規模は様々で、それぞれ働きかけ方は異なるけれど、まずは一番身近なチームにどう関わり影響を与えていくのか、これが非常に大切になると感じている。
今回、日本で経験するよりも様々なバックグラウンドのメンバーと、日本語以外の言語でやりとりしていく中で、この重要性は改めて強く感じた。
言葉が違う分、いつもよりも細かなニュアンスが伝えづらい。
たとえば今回であれば、KJ法でつくったグループの1つ(Feeling)には、異なる2つの感情が混ざっていた。
この2つが同じグループに存在するのには違和感があって、それを伝えたんだけど「たしかに、そうだね!」だけで、伝わっているようで伝わっていない。
もう少し具体的に言うなら、理解しているだけで、その先の納得して次の行動にうつす(同じグループに入れるかの再検討)まで進んでいない。
で、ここで食い下がるのはなかなか勇気がいる(言葉の問題は関係なしに)。関係性や雰囲気が良好であることが大前提で、そうでないと途端に議論が固まってしまう。
それでも、良い議論無しに、良いアウトプットはうまれない。
本日は時間の関係も相まって、KJ法での整理自体がふわっとした状態でこれといった結論にならずに進んでしまっていたけれど、ココでもう少し議論を重ねられていたら、発掘したい「台南の魅力」がよりクリアになったかもしれない。
ダニエル・キムの「成功循環モデル」は「関係の質」が起点となるが、まさにこういうことなんだな、と実感した。
まとめ:2日間を振り返って
あわただしい2日間の中で、反省ももちろん多くあるけれど、得られたものも多かった。
馴染みのない国で、多様なメンバーで、臨めたということが大きかったと思う。
3度目の訪問である台湾という国、特に今回初めて訪れた台南に愛着を持てたと共に、自分自身の学びや仕事へのモチベーションが上がった。
2月のベーシックコース卒業後、しばらくXデザイン学校のプログラムからは離れていたけど、やはり定期的に刺激のシャワーは浴びないとなあ。
今回のワークショップを企画・運営してくださった皆様、2日間を共に過ごした「6Is(シックスアイズ)」チームの皆様、ありがとうございました!