望んで

答えは簡単。

子供達が元気ならそれでいい。

元気なだけでいい。
それだけでいい。
それ以外何もいらない。

それだけでいい。

子育って真っ只中に
そこに気付けて、感謝して
子育てをしている親はどれぐらいるんだろうか。

母体満足で生まれてきたら
首が座るか座らんかやっさもっさあして
今度は歩けるかどうかやっさもっさして
子供達の成長に
この月齢なら、この年齢なら
これができてないとあかん。

この歳になたら
これくらいできるもんや。
周りの子はできてる。
と
他者と比べる。

結婚したい、子供が欲しい。

望んで一緒になった夫婦。
望んで子供を作って
望んで家族を
作ったのに。

今度は、自分の自由な時間がないと
ぶつぶつぶつ。

どっちがどれだけ家事をして
どっちがどれだけ育児して。
どっちがどんだけ稼いでるか。

競争ですか？？

敵？？

稼いでるから
働いてるから。
時間がない。

家事する時間がない、
子供の面倒見る時間がない。
言うて、うまいこと
家庭から
逃げてる父親。

鬱憤が溜まって
わたしはこんなに頑張ってるのに
あんたはなんも協力してくれん。
と、吠える母親。

の、間で育つのって
子供達は幸せを感じられる？

素直な
真面目で
なんでも一生懸命取り組めるか？？

直接子供達に
暴力をふるってなくても
暴言を吐いてなくても
これはDV。

子供の脳が
メタメタに傷ついて壊れてしまう。

そこに気が付かなあかん。

でも時すでに遅し。
子供が巣立って
心にも時間にも
余裕ができた時に思う。

しくった。と。

実家に帰りたくない。
と、成人したらすぐに出て
帰ってこないだろう。

誰が帰る？
そんな居心地の悪い家に。

もいっぺん、もーいっぺん
冷静に考えてみて欲しい。

誰が望んだことか？

もしかしたら
望んでできた子でもなければ
渋々結婚してもうたんかもしれん。

でも。
どうせ。
ど〜せ一緒におるんなら。
運命共同体でおるんなら
お互い協力した方がええやん。

腹括って、お互い楽しくするんには
どうしたらええ？

そしたら、わかるやん。
仲良くしたらええ。

それができんのやったら
同じ人生中途半端に一緒におるな。

周りが一番迷惑。

ほんでも
どんなくそ亭主でも
自分が一緒におるって
状況変えへんなら
腹括らんかい。

愚痴るな。

大人や、
決断もできる。
行動もできる。

でも状況を変えないと
決めたのは自分。

その選択で子供がおかしくなってしまおうが
自分のコロロがおかしくなろうが
自分で決めたこと。

って思うやん。
でも結果、
なんかあったら
その周りの家族も
火の粉が飛んでくるんよ。

家族っちゅうのは
そういうことなん。

他人とは違う。

人間誰しも強くない。
目の前のことは
意外と気が付かない。

離れて離れて、離れていくと
状況が見えてくる。
視界が広がるからね。

偉そうなこと言うてるけど
私も失敗した。

長男の時に、
子育てをきちんとしたかと言うたら
してない。

自分のことばっかり中心だった。

望んでなかった。
結婚も子供も。

キャリアも積めず
ひとりで子供を育てながら
周りを羨み
自分の時間が欲しかった。

なんでわたしだけって思った。

あんな可愛い子供が
何の障害もなく
生まれてきてたのに
ママ、ママって。

もちろん、思い出す限りでは
何時間も抱っこして
泣き止まない息子を
あやしたいし
当時は抱っこは癖になると
周りに言われたけど
なぜかわたしは
大きくなったら
どんなに抱っこしたくても
抱っこさせてくれへんし
抱きつかせてもくれへんし
子供が抱っこしてって
言うてくれるうちは
どんだけでもしようと思ってた。

腱鞘炎になっても
抱っこした。

でも抱っこしなくてもええ
年頃になってきたら
自分の時間が欲しくて
自分のものが欲しくなった。

来年の一月に成人式を
迎える息子。

立派に育った。

小さい時からしっかりしてた。
なにになりたいじゃなかった。
彼の夢は
大きな家に住むこと
高級車を買うこと。

それには勤め人では
一生無理だと。

社長になりたい。
それには
リーダーにならないとならない。

部活のチームぐらい
任せられるように
認められるために
何をすべきか。と

彼は着実に
逆算して
そして未来に向かってる。

彼は言った、
小5の時に。
母親が決断しなかったこと。

「あんな父親は要らない、捨ててくれ、」と。

わたしは
ここで気がついた。
やらかしてしまたことを。

子供のことを全然を
見てやってなかった。

お父さんに怒られないように
先回りしていつもあれするなこれするなと
言っていた。

子供からしたら、
最悪よな。

子供は親を選べない。

時すでに遅し。
にはならなかった。

わたしはあと二人授かった。

小さい時から
お父さんにいつも言われてたことがある。
「二の舞は踏むな」
一回の失敗は経験やと。
同じ失敗はただのあほやと。

長男には申し訳ないけど
長男のおかげで気づきを得た。

そして、今がある。
次男と長女には
ありったけの自分の時間と
自分のお金を惜しまない。

長男は私には勿体無いほどの
ええ人間。
外れることなく
周りに支持され慕われてる。

どんなに大人になろうが
私には一生子供。

勿体無いぐらいのええ子供やけど
私の子供。

一生どんな時も彼のために
命かける、ずっと味方でおるそ
ずっと愛し続ける。

やからお願いよ。

せっかく命削って
命かけて産んだ子。

元気だったらほんでええやん。
みんなとちょっと違うくても
同級生よりなにかできんことあっても
ええやん。
生きてるやん、
元気なんやろ？

子供が苦しそうにしてたら
ちゃんと聞いてげて。
忙しいから
休めんから
すぐに環境なんて変えられへん。
そんなん言わんたって。

仕事なんていつでもできる
何でもある。
環境いくらでも変えられる。

本気ださんかい！！

我が子のためや。

大人なんやから
なんでもできる！！！

学校に文句言うな。
他人に文句言うな。
環境に文句言うな。

子供の面倒は一生
親しかできん。

親が変わな。
子は帰れん。
悲しいかな。

家族ってほんまにええ。

お金と時間と
体がもっと強かったら
なんぼでも子供作りたかったし
育てたい。
家族はいっぱいが楽しい。

人間は愛で満たされる生き物。
お金やものでは満たされない。

満たされてるように思うけど
それは愛で満たされてないから
もので満たそうとする。
わたしもそやっった。

人間みんなおんなじよ。
守るべき、愛すべきもんがおったら
悪いことはでけん。

いつか死ぬことは
絶対にある未来で
わかってる。

いずれ死ぬなら
家族のために全力で生きよう。

そう思う。

同じ生物でも
子供産んだら死んでまう生き物がおるんやもん。

そんぐらいの気持ち。
今やから気づく。
気づいた。

だからこれから
子育てする人に教えとく。

自分の時間なんていらん。
家族との時間。
夫婦の時間。
子供達との時間。
いっぱいメモリー作らな。

子はあっちゅうまに巣立つ。
巣立たなあかん。

それからでも
遅くない。

やりたいこと
叶えたいことしたらえーやん。

今は子供達の
全力に付き合ったらな。

毎日毎日大きくなる。

あー可愛い。
箱にしまっときたい、1秒ごとに。

生きてりゃ
嫌なことある。
気に入らんことある。
腹立つしむかつくし
イラつくし
ブチ切れること
ある。

なによ！
なんでよ！
って。

辛いこと、しんどいこと
うまくいかんことある。

でもな。
最近思う。

わたしより
先に家族が
死なんかったら
ほんでえぇ。

それ以外、なんも腹立つことも辛いこともない。と。

それ以上なんちゃ望まん。

私より先に死なんかったら
ほんでええ。
最近の口癖。