キレイハナの謎

キレイハナというと第2世代初出組の中では早い段階から姿と名前が公開されていたポケモンだけど、実はこの子、かなり謎が多い奴なんですよね。

①進化するとタイプが減る

ナゾノクサ系統はくさ・どく複合ですが、キレイハナになるとくさ単になるという珍しいスタイルです。最近はメガボスゴドラやネギガナイトなど、減ったり減ったうえで変化したりも出てきているらしいですが(私は1~3世代時代のプレイヤーなのでよく知らない)今でもなかなか珍しいスタイルのようです。
また、このせいで進化すると進化前には使えたはずの「ヘドロばくだん」の技マシンが使えなくなってしまっています(以降のシリーズでは改善された模様)。確かに外見のイメージには合わない技ですが、その癖して進化前に覚えておけば進化後も変わらず使えたり……謎です。

②進化すると縮む

進化すると大抵は大きくなりますし、実際ナゾノクサ→クサイハナ→ラフレシアと進化した場合には順当にサイズアップしていきますが、キレイハナに進化するとなぜか大幅に縮みます。最終形態のはずが、初期形態のナゾノクサよりも小さいくらいに…
ポケモンスタジアムで見た時は予想外の小ささに驚かされたものです。
理由は不明ですが毒成分が抜けたのでしょうか?

③体色の変遷

キレイハナというとご存知の通り体色は緑です。……が、初期の公式イラストだと紺~紫色(ナゾノクサと同系統)だった時期があります。当時は進化してもどく複合のままだったのでしょうか?
なお、ゲーム内のドット絵では初登場の金銀から既に緑でした。この点はイトマル(金銀だとドット絵は紫だったけど、クリスタルから正式カラーの緑に修正された)とはまた異なる変遷を辿ったようですね。

考えれば考えるほど謎の多い奴です。この辺は「後付けで生まれた分岐進化」の中では最初期組というメタ的な事情もあるのでしょうが、流石は「ナゾノクサ(謎の草)」などと呼ばれる生物の最終形態といったところでしょうか。

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