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BluetoothUSB外付け送信機(トランスミッター)の性能にご用心。[第3版]

珍しく、製品を褒めるのではなくて、むしろ注意喚起のための記事です。

以下の製品は避けた方がいいです:

確かwindows10のBluetoothコーデック対応はaptXまでだったと思います。

たいていのこの種のUSB接続外付け送信機(特に安価なの)は、この範囲かと思いますが、本製品のように少し高めの商品になると、aptX HDaptX LL に対応していることが多いようです。

本商品の場合もそれにあたるのですが、問題はこの製品は、Realtek Bluetooth Adapter の機能を完全に乗っ取ってしまうということです。

ただUSB端子に差すだけで自動的に認識され、ドライバ等はインストールされるようですが、WindowsのデバイスマネージャーからはBluetoothの項目は消えてなくなります。

そして、Windows10の右側のアクションセンターに登録されていたBluetooth関連の項目がすべて削除されてしまいます。

 ↓ この表示が消えます。

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単一のBluetooth機器をつかっているだけならこれでもいいのですが、例えばBluetoothのスピーカーとイヤホンを使い分けている場合には困ったことになります。Windowsの画面上から、ペアリングを切り替えるための一覧が消えているわけですから。

私の場合には、一方のBluetooth機器の電源をOFFにしてしまって、PCを再起動させ、ペアリングしなおさせるという、面倒な段取りが必要となりました。

更に、いくつもBluetooothヘッドフォンやイヤホンを所有している私の場合、どうしてもペアリングできない機器がでてきました。androidOS8.0の私のスマホでは、どれも問題なく認識できます。

この機種の場合、aptX HDとaptX LL の切り替えスイッチがあるのはいいのですが、実際にどちらのコーデックで接続されているのかは目視できません。

aptX HDはハイレゾ対応ですから、音質は、これまで使っていた安い製品より明らかに向上し、鮮明で広帯域になったと思いますが。

結局、その時どのコーデックを使っているかが発光ダイオードで常時表示される製品が他にあることに気づきました。

そちらも購入して、比較してみますが、恐らくこちらの製品の方は返却・払い戻しをすることになると思います。

【追伸】:上記の機種を購入しましたが、コーデックを視認できるようになた以外は、Bluetooth機器の切り替えの煩雑さは変化ありませんでした。これはもはや同規格のBluetooth内蔵ハードを持っていないPCの限界なのだと思います。

【追伸の追伸】:あまりにもペアリングが不自由なので、そちらの機種も返品することにしました。

果たして最新のPCがどこまで内蔵トランスミッターをaptX HD やaptX LLに対応しているかはわかりませんが、お買い求めになる場合には、事前にメーカーに直接問い合わせてみた方がいいかもしれません(マニアックなパソコン専門店は大丈夫かもしれませんが、普通の家電店の店員さんは「絶対」わからないでしょう)。

この点、Windows11のアクションセンターが、OSのソフトレヴェルで標準で対応している仕様なのかどうかは、私の場合はまだアップデートを許されていないのでわかりません(2021/11/4現在)。


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