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赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

清水悦子 著の「赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド」を読んだ。清水さんは長女の夜泣きで育児ノイローゼになり、夜泣きの勉強を始めたらしい。その後夜泣き専門保育士としてネットで赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイドブッグを発表している。
母から私は夜泣きがひどく「このクマもあなたのせいだ」と今になっても責められている。人にしたことは自分にかえってくるものと思い娘の夜泣きも覚悟していたが、図書館でタイトルだけ見てこの本を手にとってしまった。だって寝れるならねたいもの。まだ赤ちゃんとの生活をしていない私にとって、本の内容が実行するに難しいことなのかもよくわからないが、寝る前の30分イチャイチャタイムって響きは気に入った、なんか素敵だと思う。

以外、メモ

赤ちゃんはなぜ夜泣きするの?

◎夜泣きの原因とは
・原因①体内時計

▶︎生まれたばかりの赤ちゃんは昼夜の区別がなく、数時間ごとに寝たり起きたりを繰り返す
▶︎赤ちゃんの体内時計は生後1ヶ月くらいから動き始める
▶︎上手に練習ができるようになった赤ちゃんは生後3〜4ヶ月で地球時間にあわせれるようになり、昼夜の区別がつき、6ヶ月には安定した睡眠リズムが作られる
▶︎昔の夜泣きタイプ:体内時計がしっかり働いている、朝起こさないと体内時計がリセットされず1日を過ごすことになり赤ちゃんの生活時間が徐々に後ろにずれて、昼夜逆転して混乱する。みんなで朝食をとったり、幼稚園がはじまると体内時計がリセットして自然になおる
▶︎今の夜泣きタイプ:睡眠が浅く、お昼寝もうまく眠れない体内時計が混乱しておこる、照明の発達により、親の夜型に赤ちゃんもひきずられる。ずっと時差ボケしてるようなもの。
▶︎朝昼は明るく賑やかに、夜は暗く静かに
★体内時計大丈夫?チェック
□朝8時を過ぎても起こさない
□夜9時以降に寝かせている
□夕方から寝るまで明るい部屋にいる
□夜寝た後もテレビや明かりのついたリビングにいる
□夜遅くにお風呂にいれている
□外出が少なく、暗い部屋に一日中いる
□夜泣き対策で夜中のドライブやDVDや電気をつけて遊んでいる
□携帯をいじりながら寝かしつけをしている
▷一つでも当てはまったら生活を見直すべき
・原因②寝かしつけの習慣
▶︎行動性不眠症の入眠時関連型:寝入る時に不適切な条件(揺り動かす、テレビをみる、車にのせる、哺乳)が必要なこと、夜中の頻回覚醒がよく見られる
▶︎行動性不眠症のしつけ不足型:子どもの行動を親が管理できてない、しつけに一貫性がないことがなかなか眠らない原因になる場合もある
▶︎人見知りや後追いがはじまる7ヶ月ごろから寝かしつけのこだわりが強くなる傾向にある

◎赤ちゃんが夜中に起きるのは自然なこと
・赤ちゃんの眠りは大人より浅い
・寝言泣きを知っておく
▶︎赤ちゃんが夜中に泣くのは、毎回ママに何かしたいと要求しているわけではない
▶︎オムツチェックやおっぱいが寝言のたびに起こすことになり、浅い眠りのたびに目を覚ます習慣になる
▶︎赤ちゃんが40分から60分ごとに泣くのは寝言泣きの可能性が高い
▶︎夜中に泣いた時は何もせずに2〜3分様子をみよう

※ジュースなどの糖分が夜泣きの原因の場合もある(インシュリンとアドレナリンの関係)

簡単3ステップで赤ちゃんの眠りを改善しよう

①朝は7時までに起こそう
・カーテンをあけて太陽の光をいれる
・おはようと声をかける
・いきなり抱き上げて起こさない
・赤ちゃんが目をあけたら、抱っこや朝のオムツ替えといった朝の習慣をする
・これから何をするか声をかける
・顔をふく、パジャマから着替えるのが昼と夜の差をわかりやすくする
②お昼寝を調整して昼間は活動的に過ごす
・2ヶ月からは朝寝、昼寝、夕寝の3つをわける
・午前中は散歩で太陽の光をあびて活動的に過ごす
・おひるねの起こし方は①と同じ
・3ヶ月までは眠そうなら寝かせるスタイル、4ヶ月からはおひるねの始まり時間をきめて寝かせる
・夕方5時以降はなるべく寝かさない
・おでかけ中でも昼寝すればいい、でかけよう
③寝る前の30分イチャイチャタイムを作ろう
・夜8時に寝かせるために7時半までには夕食やお風呂や歯磨き、着替えをすませる
・部屋の明かりを薄暗くしてイチャイチャタイムをする
・おっぱいやミルクを、卒乳した子はお絵かきや絵本、静かな遊びを行う、おはなしでもよい
★イチャイチャタイムの過ごし方ポイント
▷声をワントーン低くする
▷テレビ、パソコン、携帯はだめ
▷家事や仕事のことは忘れる
▷スキンシップをたっぷりとる
▷子どもの良かった行動を伝える
▷授乳中の子は寝ないように気をつける(足の裏をくすぐる)、なるべくたくさんのんでもらう

赤ちゃんの快適な安眠スケジュールを知ろう

・早起き赤ちゃんの対処法は遮光カーテン
・お風呂は日中か夕方にいれる
・朝お風呂にいれる場合は夜ガーゼタオルで体をふく(あせも対策)
・赤ちゃんの眠りにも個性があるのでその子にあった睡眠リズムを探す
・朝昼は明るく賑やかに、夜は暗く静かにが基本
・お昼寝のさせすぎに注意

寝かしつけの方法を変えよう

・無意識にママがはじめた寝かしつけが赤ちゃんは生まれてすぐ安心して眠るための条件として覚えていく
・寝かしつけが苦痛なら寝かせつけの方法を変えよう
・寝かしつけの習慣をかえるには低月齢の時がラク
◎赤ちゃんのタイプ別寝かしつけ方法
・赤ちゃんが心地よく眠るのは安心感が必要
【おっぱいに執着タイプ】
・おっぱいに代わる安眠グッズを作る
・持ち運べるサイズのタオルやぬいぐるみ
・赤ちゃんが眠そうにしたら安眠グッズを渡し、ねんねーと声かけしてトントンする
・安眠グッズをねんねの合図として定着させる
【ちょっとした音でおきる敏感タイプ】
・イチャイチャタイムで安心させる
・おでこを上から下になでおろすか、グルグル円をかくようになでて、目を閉じさせながら触れ合っていることを実感させる
・優しく大丈夫、大丈夫という
【ママの気をひこうとするタイプ】
・何をされてもたぬき寝入りをする
・寝室に危ないものはおかない
・部屋を真っ暗にする
【寝つきはいいが夜中に急に泣き出す】
・手のかからない子ほどイチャイチャタイムでスキンシップをする
・寝る前のおやすみツアーをする
・寝る前に絵本を読む
◎寝かしつけをかえるタイミング
・生活リズムを整えたあと
・寝かしつけをかえることを伝える
・変えたら1週間は戻らない
・ごめんねではなく大丈夫という
・かえるときも、元に戻すときも思い切りよくスパッとかえる

おっぱいと眠りの深い関係

・退院後1ヶ月して順調に母乳がでたら、頻繁に吸ってもらわなくてもよい
・ちょこちょこ授乳を癖にしない
・ちょこちょこ授乳を続けると、胃を膨らませる経験をしないまま離乳食にはいり、離乳食もあまり食べれないことも
・お腹がすいた以外の原因で泣いている時はおっぱいに頼らない
★日中の授乳におススメ(2ヶ月から)
泣く▷オムツをとる▷あおむけでお腹や胸を楽しくマッサージ▷うつぶせにして背中やお尻をマッサージ▷オムツをはかせる▷抱っこであやしたり好きなおもちゃで遊ぶ▷それでも泣いたら授乳
・離乳食を早くはじめたら寝てくれるというのは間違い
・4ヶ月から昼間の授乳をふやし、夜はなるべく3時間はあけると腹時計も狂わない
・ママは赤ちゃんを寝かしつけたあと、次にお腹がすいて起きるタイミングで授乳して一緒に寝るというリズムがよい(一回起こされた!がへる)
・夜間断乳でも赤ちゃんにしっかり伝える、感謝も伝える
・急に長く寝てくれるようになったらおっぱいのトラブルに要注意

夜泣きは赤ちゃんからのメッセージ

・赤ちゃんにもパパにもありがとうをちゃんと伝える