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Rock Novel 「シンデレラ物語」パープル haze♪

シンデレラ トム キーファー の街
フィラデルフィア駅 

「イタイ〜 トムそんなに手を強く
握らないで〜」

「あのトレンチコートの変な中年男が君の事、ずっと見てたんだ〜 俺のそば離れるなよ!」

「うん、でもあのセクシー🫦な中年女性も
あなたのお尻のあたり眺めてたわよ❗️」

「全くいい年してどいつも、こいつも
何考えてるんだか❗️」

「アメリカ人って素直って言うか、やる事が
露骨ね〜!日本も電車の中には痴漢はいるけど、、、」

「そうなの? 君も被害に遭った?」

「ええ、なんか電車のシートでゴソゴソやってるな、と思ったら、トレンチコートの前を
パッと開いて、その下はスッポンポンよ!」

「ハハハ〜日本にも変なのいるな〜。
お嬢さん、トレンチコートには要注意❗️」

「この駅何か思い出があるの?
よくあなたの歌って『ステーション』
が出てくるじゃない?」

「ああ、フィラデルフィアの郊外で
育ったんだけど、子供の頃よくこの駅舎で
出入りする、列車見るのが好きだったんだ!」

「そうだったの。通りで!
あなたの曲って郷愁を感じさせるものね。」

「まぁ、黒人のブルース聴いてると
そう言う列車の歌詞も多いんだけどね。
日本へツアーで行った時は新幹線に
乗ったなぁ〜中で食事もできて快適
だったよ。でも生き急いで感じがしたね、
80年代の日本ってさ。あんまり当時は
日本🇯🇵好きじゃなかったな。」

「そうなのよね〜だから私もアメリカに
来ちゃった訳よ。80年代後半に。誰だったか、イギリスのパンクバンドの
人がそう言えば『日本の地下鉄は綺麗だ
から床でメシが食える』って言ってた
らしいわ。」

「全くそうだよな、清潔だったね。それは
凄いと思った、それにいつもon timeなのがね。」

「初めてシカゴからニューヨークに
列車で行った時は驚いたわ、
オンボロでガタガタ〜食堂車でコーヒー
飲んだ時もヒヤヒヤ〜だってテーブルが
傾いてて、こぼれそうなんだもの〜。
乗ってる人達もちょっと怖そうだったし。」

「まーね、普通アメリカじゃ飛行機で✈️何処へでも行くからね、長距離列車やバス使うなんて
ちょっと変わり者ぐらいかな?」

「あら、変わり者ですいませんね!でも
オンボロ列車の🚃旅も楽しかったわ。
見知らぬ人と食堂車でお喋りしたり、
新幹線じゃそうは🚅いかないもの。」

「アメリカ来たてで事情がわかんなかった
んだろう、あんたは。」

「まーね、車持ってなきゃ、人間扱い
されないなんて知らなかったもの。
『まともな車持ってない男とは付き合うな!』
って色んな人に言われてね。」

「俺のmottoは『派手な服装、派手な車持って
る奴とは付き合うな!』だけどな。
娘が将来出来たらそう絶対言うね。」

「え!その派手な衣装とジャガー乗ってる
あなたが?」

「服も車もRockの仕事着!普段はいたって
静かで地味な男だよ。全然Tシャツとジーンズ
でオッケー」

「そこのギャップが私も好きなんだけど!」

「Thank you!」

「私のどこを気に入ってくれたの?」

「変わり者のところかな?」

「まー失礼な!」

(笑)

「何か君見てるとおかしくて笑っちゃうん
だよ。」

「またまたそんなこと言って煙に
巻くんだからー。」

「煙〜紫の煙かー。」

「ジミヘンの『紫のけむり』みたいな
名曲を残したいよ〜俺も!」

「プリンスの『パープルレイン』も
いいわよね! ディープ パープルの
マシーン ヘッドも好き❣️」

「シンデレラのロゴのカラーも
紫。」

「私2月生まれで水瓶座アメジスト!
紫水晶がバースストーンよ。」

「水晶🔮か!何かパワーもらえそうだな。」

「あなたも私も同じ水瓶座だし♒️
紫の2つの瓶から水がこんこんと涌いてる
イメージがしない?」

「ああ、将来ソロバンドする事になったら
Tom Keifer and アクエリアスだ!ロゴは
紫🟣の水瓶!」

「いいわね!ジミー ヘンドリック アンド
エクスペリエンスみたい〜」

「君と話してると、色んなアイデア💡が
湧くな!」

「じゃ、このままフィラデルフィアから
ニューヨーク駅まで2時間🗽列車に乗って行って
見るかい?」

「トレンチコートの男が現れたら?
助けてくれる?」

「2人でじっと、見てやろうよ!」

「え❗️」

「で、ご苦労様って5ドルチップを
渡すってのどう?」

「トム、あなたの方がよっぽど
あたしより変わってるわ!」

「水瓶座は変わり者が多いんだよ。」

(大笑い)

The End







(大笑)

The End

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