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Rock Novel 「シンデレラ物語」I will be there for you!

「Hello、This is Jon.
Tom!Are you okay? I am sorry about 
Jeff.」

「ああ、ジョン、悪いな気を遣わせて。」

「Not at all. I will be there for you.」

「そんなお前の歌あったね。」

「I’d steal the sun from the sky for you♫」

「ホント、誰かが空から太陽🌞盗んじまった
見たいに俺気分がダークなんだ、今。」

「ああ、俺が盗んじまったんだ、
俺の手の中に今あるよ。見たい?」

「ジョン、何でお前いつもそんなに
前向きに居られるんだい?」

「毎日泣いてるよ、だから拳あげて
闘ってるんだ。」

「トム、俺だって昔見たいに声は出ないし、
家族の問題も色々抱えてるし、商売上手く
行かない事もあるしさ。」

「舞台の上のスーパーマンも衣装を脱いだら
普通のオヤジさん何だろうね。」

「トム、お前の方がさ、いつもスーパーマンで
いようとするから、疲れちまたんじゃないのか?
俺はさ舞台の上だけだからね、完璧なのは
それも他の才能の有るメンバーが居てくれるからさ。」

「だね、フレディ マーキュリーがさ
フレディで居られたんだって、フレディ以上に
才能の有る奴が3人も居たんだもんなぁ。」

「ああ、全くだな。これからどうするんだい?」

「ソロでやって行くか、もう一度ギター🎸入れて
シンデレラ再結成するかどうか。」

「シンデレラでやって行くんなら、
手を貸すぜ!アルバム出せよもう一度。まだ
60なんだもの、最後の一滴まで💧力を
絞り出せよ。ジェフ ラバーの分までさ。」

「うん、ジョンは59になったんだよな。」

「ああ、お前よりひとつ下、でもシンデレラは
俺らの弟分だから、最後まで面倒見るぜ!
覚悟しておけよな!」

「ああ、でも怖いんだホント。ソロならさ、
売れなくても言い訳出来るけど、シンデレラ
名義だとさ、ファンからも色々期待されてるから。」

「トム、お前なぁ、そんな事言ってると
完全にファンの記憶から消えちまうぞ!
ジェフが亡くなたってのも意味があるんじゃ
ないのか? 今、『シンデレラ』ってやっぱ
よかったよなぁって言ってる昔のファンも
戻って来てるんだし、チャンスだと思うよ。」

「ガンズの元マネージャーも
シンデレラもガンズ並みにまだスタジアム
一杯に出来るバンドなのに勿体ないな
って言ってたぞ。」

「声が出せるかもさぁ。」

「ガラガラ声だって、いいんだよ
ファンがお前の代わりに歌ってくれるさ。
主役は歌とファンなんだぜ!」

「そっか、俺らはもう『太陽』じゃ無くて
いいんだね、スーパーマンじゃ無くてもさ。」

「そ、太陽はファン自身、
イカロスみたいに近づき過ぎると
翼が焦げちまうよ!空から真っ逆さまさ。」

「27歳で死んじまった奴らは、そう言う
事なのか?」

「ああ、ファンに歌わせてあげれば良かったん
だよ。それだけさ。俺らが脇役ファンが主役さ。
この商売ある時点から立場が逆転するんだな。
それに気付かないと真っ逆さまにお空から
堕ちちまうのさ。アクセルも生命拾いしたな」

「俺の場合さ、声が1991年に完全に
出なくなってさ、それに気づいたから
幸運だったよな。」

「シンデレラの魔法が解けてよかったな!
ずっとソロで鍛えてきたんだからさ、
これからは自分だけを頼りにしないでさ、お前より
出来る奴集めてさ頑張れよ!」

「ああ、世界中どこでも飛んで行くさ!」

「ボンジョビ組の事も兄貴だと思って頼ってくれよな!」

「Thank you な!今日は話せて良かったよ。
Thank you for calling me.」

「Anytime! I’ll be there for you! Brother!」

2021年 夏のある日

トム キーファー 60歳
ジョン ボンジョビ 59歳






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