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Rock Novel「シンデレラ物語」As Tears Go By♪

「ジェフ どうしてる?」

「トム兄貴こそ〜どうしてる?」

「お前が横に居てくれたらって
思うよ!」

「ほんと❣️ やった〜 オレ シンデレラの
皆んなに迷惑かけてばかりいる
お荷物だったから。もう電話も
出て貰えないと、思ってたんだ!」

「日本行きたいなぁ🇯🇵お前とまた、」

「新幹線の中でビール飲んで騒いで
楽しかったよね。」

「もうちょっと頑張れば、武道館で
やれたのに残念だったな。」


「ああ、初来日 武道館で出来た
はずなんだよね。東京でソールドアウト
で、2回も追加公演したんだからね。」

「うん、ごめんな、俺がもっと
自信あったらな。出来たんだけど。
プレッシャーに負けてたよ。」

「セバスチャン バック見たいな性格
じゃないからね、兄貴はさ。」

「ああ、何でこうも引っ込み思案なんだ
ろうか? 人間音痴?」

「トム 兄貴はセンシティブなだけさ。
皆んなに気を遣うから疲れちまうんだよ。」

「ああ、もっと鈍感になれればね。」

「デリカシーがあるってコト、
マナーもいいしさ、紳士的過ぎるんだよ
ロックの世界の人にしてはね。」

「時々ただの人間嫌いなのかな?
とも思うんだよ。」

「そっかな、俺の面倒も散々見てくれた
じゃないか。金も使わせちゃったしね。
色々リハビリ施設やギター🎸とかさ。」

「この世界に居ると色々あるよな。
お前も知らないうちに、ストレスが
重なっただけさ。」

「兎に角感謝してます、
それだけ今日言いたかったんだ!」

「ああ。」

「今日は電話取ってくれてありがとう、😭
トム!」

「またな!元気でシェフの仕事
頑張れよ。また俺の横でギター🎸
やりたくなったら、連絡よこせよな。」

「うん、そうするよ、元気でいてください。」

「お前もね!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

アー😮‍💨夢だったのか?

ジェフ ごめんな、お前からの最後の電話
取ってやれなくて、悪かったよ。

夢に出て来てくれたんだね。
俺が後悔してるの、気に病んでるの
知ってたんだよな。お前は。

お前はそう言う奴さ!

ジェフ ラバー!

As Tears Go By ♪

もうお前は俺の横には居ないんだね。
俺がそっち行く日までは。

The End 

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