鈴木リリ

都内の下町在住でエモい商店街が好物。

スーツとサンボマスターと涙

「ホッチキス、止め方きたない。やり直し」 「電話応対の時、語尾あげすぎ」 「資料書き込み、もうちょっと丁寧にできないの?」 「フォローアップ、さぼんじゃねえよ」 「...

社会人一年目の私は随分絶望したけれど、たった一つの癖に今も救われている。

地元の田舎の大学で大した就職活動もせずに卒業し、そのまま近くのホテルに新卒入社した私は、その日も泣きながら車を運転し出勤していた。 歴史ある日本庭園を囲むように...

充子は今日も5時間労働3時間自分追求

ある木曜の昼下がり。 駅徒歩5分、築50年のリノベーションビル。そのビルの一室にあるオフィスで、タイピングの音だけがもう1時間も響いている。 充子もその空気に合わせて...

佐藤ミツエの半生

本州の端の方にある、海に面する人口約2万人程度の市。中心部から20分程車を走らせると、そこには時代錯誤とも言える程の、のどかな田圃道が永遠と続く。 その田圃道に面す...

幸せな日々が「過去」になったと実感した瞬間が、本当の失恋なのかもしれない

昨夜、急に元彼が家に泊まりに来た。 彼は、仲の良い幼馴染と一泊二日の旅行に行っており、羽田だったか成田だったかは定かではないけれど、空港から大きなバックパックを...

9連休中に一番してはいけない時間の使い方をしてしまったので、ここに言葉を葬る。

耳にタコ?陳腐?そうね、そうかもしれないけれど、でも今は未来に思いを馳せなければ死んでしまいそう。 GWの中盤に、ひとりで、家で、メンズティーシャツで、メガネで、...