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相模原線を歩いてみた(ちさとしカスウォーク・原点)

まえおき

おはようございます。ちさとし(@cst_oshino)です。

noteのアカウントを取ってから1年半放置していましたが、流石に何か書こうと思い、温めていたネタを解放することにしました。

※今回取り上げる「相模原線ウォーク」は2021年11月21日に実行したものです。

そもそもなんで実行したの?


元々京王線完歩をやりたがっていたところに路線歩きをする人を目撃したのが重なったことによります。

そこで手っ取り早く歩けるところとして相模原線を選択した、というのが事のいきさつです。

Q.どうして即日なんですか?
A.即やらないと忘れたり意気がなくなったりして流れてしまうため。

ちなみに20km以上連続して歩いたことはそれまでなかったと思います。正気か?

ゲームスタート

調布(KO18) 12:41

ということで相模原線の起点・調布駅。

怪しい天気ですがとりあえず決行。最初は片側1車線+歩道の道です。近くに学校もありますしザ・通学路といった雰囲気。

京王多摩川駅(KO35) 12:50

この駅までは戦前から支線として存在していました

調布市中心部からさほど離れておらず道も整えられているため、最初はあっという間でした。これなら行ける……!

京王稲田堤(KO36) 13:23

無料の列車がすべて停車し、乗換駅にもなっています

と感じたのも束の間、次の駅へは多摩川を渡るため迂回しこの区間の距離の3倍歩かされることに。川越えというのは往々にしてこういうこととの戦いだなあと、後から嫌というほど味わうことになりますが、それはまた別の話です。

京王よみうりランド(KO37) 13:45

第1期開業区間の終点です。相模原線では利用者が最も少ないそうです

三沢川沿いの道が一番線路に近いので、そこを歩いていきました。遊歩道のようになっていて、曇天だったこともあり落ち着いた雰囲気で心が洗われたのだと思います。

稲城(KO38) 14:10

駅には京王リトナードがあります

線路沿いに道がないので、鶴川街道まで北上します。落ち葉の季節で道路が黄色~茶色のもので敷き詰められていました。左折して稲城駅へ向かう道は上り坂になっています。

若葉台(KO39) 14:52

この駅にも京王リトナードがあります。ホームは川崎市ですが、駅名と車両基地は稲城市からきています

さて、次は京王線で最も長い駅間3.3kmを擁するこの区間。鶴川街道を何度も横切りながら、再び三沢川に沿って小さな道を進みます。ほぼ中間地点の坂浜からは鶴川街道を進みますが、歩道がないのが辛いところ。若葉台駅が近づくと道が広くなり、川崎市の看板を越えたところが右折場所になります。
駅周辺には書店や家電量販店、ショッピングセンターなどが立地しており地区の中心として機能しています。その中央に横たわる緑道を上り先へ進みます。この駅前空間にちょっと一目惚れしてしまいました。是非一度行って、自分の目で確かめてみてください。

京王永山(KO40) 15:26

3駅連続の京王リトナードですが、一番栄えてそうなのがここ。全列車が停車します。

丘陵越えになるため、正直先ほどの最長駅間よりこっちの方がよほど苦しい区間でした。そもそも先ほどの緑道からして上り坂、都県境の多摩東公園付近でも上り下りすることになります。終盤にも線路がトンネルで潜るほどの丘を越えます。さらには京王永山駅の通路を通り抜けるのに階段を使うなどとにかく体力を消費させられました。

京王多摩センター(KO41) 15:51

本体と反対側の北口。ここまでが第2期開業区間です

京王永山からここまでは線路沿いの小さな道を進んでいったわけですが、景色が単調で進んでいる感じがせず、通る道間違えたかな……などと考えていました。この関係で南口を撮っていませんが、南口デッキは是非見てほしい場所の一つです。……普通にオープンスペースに弱いだけですね。

京王堀之内(KO42) 16:15

調布以西の特急通過駅では利用者が最も多い駅です

京王多摩センターからはこの歩行の救世主こと多摩ニュータウン通りをメインに駅のあたりだけ道を外れるという方針を取ります。土地柄仕方のないアップダウンはあるもののそこまで激しくなく、広い歩道がトンネル内含め完備されているというこの上ない道となっています。京王堀之内駅は通りを抜けてすぐなので、かなりストレスフリーで踏むことができました。

南大沢(KO43) 16:43

駅周りはショッピングモールで固められ、その外側には東京都立大学をはじめ多数の教育機関が立地します

多摩ニュータウン通りを西進すれば駅近くまでは行けるのですが、駅付近の立体構造を把握できないまま突撃してしまいついに入口を見つけられず申し訳程度の写真に。ここを歩いている間に日が暮れて空が暗くなりつつあり、焦りが生えたんだと思います。

多摩境(KO44) 17:02

ニュータウン新線の制約的な都合から、京王線で最も新しい駅になりました

すっかり暗くなってしまいました。駅がトンネルから飛び出してすぐにあり、ここも立体構造が複雑ですが今回はうまくいきました。トンネルを歩いて通るのって気持ちいいですよね。

橋本(KO45) 17:33

相模原線の終点。将来はリニアが通るそうです

ここまで歩いてきた多摩ニュータウン通りは、多摩境駅にて終わりを告げます。ここからはまた線路に沿えないので都道でいい感じの道が出てくるまで西へ向かいます。今回は狭いとはいえちゃんと歩道があったのでよかった。道中が暗かったのも一因ではありますが、市街地の明かりの下に辿り着いたときには途轍もない安堵感がしました。駅に着いた時から雨が降り出しましたが、開始時からずっと空が怪しかったのでむしろ5時間もよく耐えたという気持ちになりました。
ちなみに、この記事を書いている間にもっと短い経路があったことに気が付くなどしていました。

まとめ

記録は4時間51分06秒。実距離30km近くを歩きました。最初に言ったように今まで連続して20km以上歩いた覚えがないため、未知への挑戦といった具合にはなりましたが何だかんだ歩き切ることができました。

相模原線は思った以上に丘陵をぶち抜く路線だったということに気付かされました。多摩ニュータウンのこと普通に平らだと思ってたのでビックリ。普段地図見るとき高さを気にしない人間には歩いてみないとわからないこともあるものです。これについてはこの後のウォークで何度もわからせを食らうことになります。

終了後、電車で帰宅するわけですが座った後降車駅ですぐに立ち上がることができないレベルのダメージが入っていました。すべて終わった後に負った傷の大きさに気付くことはよくありますが、ただ歩くだけでここまでになるのは初めてでした。その後3日間くらい痛みを引きずることになったので、駒場祭で授業がない期間の初めのほうにやったのは本当に正解でした。健常者エミュレータ事案「思いつきで30km歩いてはいけない」爆誕です。

とはいえこの長距離歩行に成功してしまったわけです。それで調子に乗って東京都の地下鉄全部歩くをやり始めてしまうのでした……

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