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橋本治『人工島戦記』新旧対照表

『人工島戦記』の雑誌連載と単行本の突き合わせ読みが、予定より大幅に前倒しで今日終わりました
参考までに、章ごとの対照表を置いときます。雑誌連載のボリューム感のイメージが何となくわかるので。左が単行本、右が雑誌の章番号です。

第いち部
1章  1章(雑誌初回“前編”ここから)
2章  2章
3章  雑誌なし
4章  3章
5章  4章
6章  5章
7章  雑誌なし
8章     6章
9章     7章
10章   8章
11章   雑誌なし
12章   9章
13章  10章
14章  11章
15章  12章
16章  13章
17章  雑誌なし
18章  14章
19章  雑誌なし
20章    15章
21章  雑誌なし
22章 16章(雑誌初回ここまで)
23章    17章(雑誌2回目ここから)
24章 18章
25章 19章
26章 20章
27章 21章
28章 22章
29章 23章
30章 24章
31章 25章
32章 26章(雑誌2回目ここまで)
33章 雑誌なし
34章 27章(雑誌3回目ここから)
35章 雑誌なし
36章 28章
37章 雑誌なし
38章 29章
第に部
39章
│  雑誌なし
59章
60章 30章
61章 31章
62章 雑誌なし(雑誌3回目ここまで)
第さん部
│    雑誌なし
第よん部
第ご部
141章  雑誌なし
142章  32章(4回目ここから、“次回最終回”の記載)
143章  33章(雑誌4回目ここまで)
144章  34章(雑誌5回目ここから)
145章  35章
146章  36章
147章  37章
148章  38章(雑誌5回目ここまで)
149章  39章(雑誌最終回ここから)
150章  40章
151章  41章
152章  42章
153章  最終章(雑誌連載ここまで)
153章

第ろく部
以上。
(注)「雑誌なし」というのは、章が丸々ないこともあるし、章立てがズレているだけのところもあります。
第に部に入ったあたりから単行本オンリーの部分が圧倒的に増えて、精読するのは諦めて、突き合わせ作業に没頭したのでした。これからまた精読に戻ります。
それと、もともと今年の目標にしていたパンセ全7巻の通読も、再開してます。今、3巻目の『文学たちよ!』に入ったばかり。今年中…はもうあまり時間がないので来年頭にかけてじっくり読んでいきます。年末年始に読むにはピッタリのような気もするし。
波戸岡景太『スーザン・ソンタグ』と橋本治『広告批評の橋本治』も読み終わりました。この2ヶ月近くチビチビ読んでいた、廣野由美子『一人称小説とは何か』、『ミステリーの人間学』も読了。橋本治を知りたかったら橋本治だけを読んでいてはダメだ、というのは本当にそうで、橋本治とは無関係に思えるイギリス文学を専門にしている廣野先生の本を読んでから、橋本治の『文学たちよ!』の中のアガサ・クリスティについての文章を読むと、同じ文章でも違う視点で読めることに気づいたりもしました。橋本治を知りたかったら橋本治だけに閉じていてはダメで、もっとたくさん読まなきゃ。でも、ある程度人生経験を積んで初めて本に書かれていることがわかるというのも真理で、そうすると一度で理解しようなんて思わないほうがよくて、その時に理解できるだけのことを学んで、それを繰り返していくしかない。一度読んですべてが理解できる知識や素養をあらかじめ身につけるなんて誰にも無理なんだから。と、これまで何度も考えたことをまた改めて考えていました。

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