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何かが起こりそうな…

バックの雲が、天候と時間の変化で暗くなってきたので、この『太陽の塔』中心の太陽の顔の不穏な雰囲気と相まって、「良くない何かが起こりそう」な感じを醸し出しています。

最初は、”あぁ、曇ってきて残念”と思っていたけれど、結果的には”案外こっちの方が好きかも”に。

雷でも落ちてきそうな…

そして、それを言うなら、反対側のこちら、黒い太陽、はもっと良からぬことが起こりそう、感が漂っています。

中はもっと複雑であり、奇妙・奇抜であり、でも絶妙のバランスで美しかったです。

この生命の樹は、周りをグルグルと階段を上っていきながら鑑賞することができます。
階段は全て端に設けられているのではなく、塔の中に向かっても作られています。作品を観るには都合が良いけれど、不安定感があり、高いところが苦手な場合は足の裏がムズムズするかもしれません。

ビルの10階相当までも高さがある割に、ゆるゆると感想を言い合いながら観察していたら、気が付けば一番高いところまで上っていました。

腕に当たる横に伸びている部分には、万博当時エスカレータが設置されており、外に作られていた大屋根へ出られるようになっていたそうです。
今はその部分に模擬で階段が取り付けられています。そこだけ異空間。映画のワンシーンにでも出てきそうな造りです。

この後に見学した万博の記念館の岡本太郎氏の作品展示や、記念館自体もホールが当時のまま保存されていたり、思いのほか見ごたえが有りとても楽しめました。

前々から友人と、行こう行こうと言いながら、コロナ騒動があり、2年越しくらいで漸く見ることができ、とてもリフレッシュできました。
開館当時は予約が取りづらく混みあっていましたが、現在はコロナ禍が逆に幸いしてか、とてもゆっくりと観られます。
大阪の見どころとして、また岡本太郎氏のファンなら見て全く損はない、むしろ見た方が良い施設です。

是非お勧めします。




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