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【剣盾S29】初手珠ダイマ+追い風エルフ+詰めザシアン【最終1904/258位】

初めまして!!!

今シーズンから剣盾ガチ対戦に参入しました治療といいます!

S29では最終レート1904/258位という、一応成果と呼べるような結果を残すことが出来たのでガチ対戦を始めてから今に至るまでの1ヶ月を振り返りつつ使用した構築を備忘録として残そうと思います!

ちなみに、ポケモンのことを話せる友人がほぼ皆無で非常に困っておりまして、この記事は最後まで読まなくても結構ですので良ければTwitter(https://mobile.twitter.com/chiryyy0)をフォローしに来て頂ければ100億回フォロー返して泣いて喜んで絡みに行きますので何卒😭🙏

構築経緯

前置きはこれくらいにして、今期からレート戦に潜り始めた私なわけですが、対戦をこなしてまず思ったこと......

剣盾の対戦は難しすぎる!!!

一応第七世代に1シーズンだけレート戦をやっていたことがあるのですが、その頃より遥かに対戦の難易度が上がっている...!ちゃんと言うならダイマックスがあることによって滅茶苦茶に択が複雑化している、という印象を覚えました。

しかも剣盾は発売してから2年近く経っており、ガチ対戦環境はその難易度に適応した猛者ばかり......

結果を残したサイクル重視のレンタルチームを借りて立ち回りから学ぼうとしていましたが、

・先にも述べたようにダイマックスの存在により自分の行動、相手の行動の選択肢が多すぎるため立ち回りの反省点を絞り切れない。
・立ち回り以前に選出を上手く出来ている自信がなかった。
・そもそも剣盾環境で2年間の対戦経験を積んできた猛者達との練度の差はそう簡単に埋まらない。

などの点を考慮するとサイクル構築より、再現性の高い勝ち筋を通す展開系統の構築の方が反省点も炙り出しやすく短時間で高い練度を得られるのではないかと考えました。

展開系統の構築の王道といえば壁構築で、この環境でも一定数結果を残している方もいる非常に強力な構築です。

しかし、それ故に強い人ほどなんらかの対策は必ず用意しているため、対策されていたから負けました。では何の経験も得られない恐れがあったので候補として後回しにしました。

そんなこんなで構築記事を読み漁っていた時、しざよ様が生放送(https://youtu.be/MWmKilH9ePE)にて使用していた初手珠ダイマアタッカー+追い風エルフーン+ザシアンの並びや構築の軸となる動きがシンプルであり、かつ相手からは見え辛い勝ち筋を通せて強そうだと思ったため参考にさせてもらうことにしました。

同生放送でしざよ様は初手ダイマ珠アタッカー枠としてカイオーガを使用していましたが「この枠はカイオーガじゃない気がする...」と言葉を残しています。

自分も生放送での対戦を見ながら同じ感想を抱きました。

カイオーガを筆頭とした環境トップの特殊禁伝ポケ達は特性による一点特化の火力が凄まじく、それにより現環境の特殊受け枠は多様化が進んでいます。

より専門化した特殊受けポケモン達によってカイオーガならトリトドン、黒バドならポリゴン2、イベルタルならバンギラスを後出しされるだけで初手ダイマがほぼ無意味に枯らされてしまう点を考慮すると、これらのポケモンに初手でダイマを切るという行為自体がその時点で敗着と成りかねない悪手となってしまうため、初手ダイマに求められる荒らしの役割をどんな相手にいついかなる時も遂行できるかと問われると疑問が残ります。

故にそれらのポケモン達を使う際はある程度サイクル戦を前提とした構築作りを意識せざるを得ず、この構築の軸である「初手ダイマ→追い風展開→ザシアン詰め」という一方通行気味な動きと相性が悪いのだろう個人的に結論づけました。

逆に考えると先に述べたような特殊受けポケモンの多様性は特性や特定のタイプ受けの一芸に支えられたものでしかなく、数値の上では禁伝の圧倒的数値+珠の火力を受けきれる個体はほとんどいないのではないかと考察段階で感じていました。

ここまで考えてタイプ一致火力を広い範囲に等倍以上で打ち込めるディアルガに珠を持たせれば初手ダイマで幅広い相手に役割を遂行できると思い目をつけました。

他のメンバーはコンセプトの軸となる追い風展開役のエルフーンダイマなしで強力な詰めコマとなるザシアンは確定。

この3体を基本選出としてプレイング練度を高めたかったので他の枠は選出誘導として割り切りました。
なので以下のポケモンは選出回数0回

構築決定時点ではディアルガ、ザシアン共にヌケニンへの打点がなかったため選出抑制圧をかけるカバルドン。

とりあえず選出時に見えているだけで相手の選出を歪めてくれる可能性を持つヌケニン。

ここまででダイマをまともに切れるポケモンがディアルガしかいないことに気付き、ダイマ枠と珠持ち枠が相手視点多少見えづらくなればいいなと思いサンダーを採用し仮完成としました。

これで百戦ほど回して、基本選出じゃどう頑張っても勝てない相手への回答を後から用意していく......はずでした

実際に戦ってみることで勝てない禁伝や並びを把握した上で、先輩トレーナーからアドバイスを貰い、サンダーやヌケニンの枠を鉢巻ランドにしたり、鉢巻ウーラオスにしたり、スカーフウオノラゴンにしたり、ゴチルゼルにしたりしましたが、基本選出を崩した試合のほとんどに負けてしまっていることに気付きました。

原因は様々あると思いますが、一番はやはり自分の根本的なプレイングスキル不足と言う他ないでしょう。

それでも基本選出だけなら反省に反省を繰り返し、3桁順位帯をキープ出来る程度の勝率を確保できるようになっていました。

どうするか迷いましたが最終的に、周りのポケモンで対応範囲を広げるのではなく、基本選出だけで対応できる範囲を広げることにして、どうしても無理な並びは無理なものとして諦めることにしました。

ディアルガの大地の力を大文字に変更し、ザシアンの電光石火をワイルドボルトに変更して構築を完成としました。

個体解説

カバルドン@オボンの実

性格 腕白
特性 砂起こし
215(252)-132-187↑(252)-*-93(4)-67
あくび/ステロ/じしん/ふきとばし

選出は一回もしていない。
手持ちから一生ヌケニンを威嚇してくれていた。実際に300戦近くやってヌケニンが出てきたのは記憶にある限りでは3回ほどだったのでセミ避けとして十分に働いてくれたと思う。
選出時点で一番上に置いているので初手で隙を見せないように相手は氷や水ポケから出してくるケースが多くディアルガがにっこりする。

ザシアン@朽ちた剣

性格 意地っ張り
特性 不撓の剣
198(244)-244↑(252)-136(4)-*-136(4)-169(4)
巨獣斬/じゃれつく/インファイト/電光石火→ワイルドボルト

最終的に追い風の3ターンで詰め切ることだけに特化させた型のザシアン。
最初は多少Sに振った型を使っていたが、いざ使ってみると想像以上に追い風がない状況で動かすことがなかったので、ミラーで食らう巨獣+石火の乱数を可能な限り有利にする兼、黒バドのC+1アストラルビットの乱数を可能な限り有利にするためにヤシアンになった。
H実数値が198で6nになっているのでゴツメに6回触ると死ぬ。シンプルにトレーナーが馬鹿。でもそれで困ったことはない......はずである。
ワイルドボルトの枠は初め電光石火だった。役に立っていた場面も多かったが、それ以上にホウオウがいる構築相手だとほぼ間違いなく追い風からの詰めの段階でホウオウと対面するので勝ち切るためには必要な技だったと思う。副産物的にカイオーガ、ルギア、ドヒドイデ辺りに強くなったのも良かったので、おそらく変えて正解。
早くて固くてパワーがあるザシアンが弱いわけがないので追い風下の詰め性能は目を見張るものがあった。

ディアルガ@命の珠

性格 控えめ
特性 プレッシャー
175-112↓-141(4)-222↑(252)-120-142(252)
徹底抗戦/時の咆哮/雷/大地の力→大文字

環境に多い起点作成要員のカバ、ラグは構築記事を見た限りではザシアン意識でBに厚く振っている型が多いため特化珠ダイドラグーン(威力150)なら確定一発の調整が多く、初手対面でダイマを切っても隙を見せづらいと思った。他にも構築の軸である追い風からのザシアン展開では捲り辛いポケ筆頭であるサンダーに対しての選出圧力が図抜けていること、ダイマを誘発させる圧力がありかつ打ち合いでダイジェットを撃たせないタイプ相性などもコンセプトと噛み合っていた。
実際に使って見ると、環境に多いチョッキを決め打ちする甘えた行動に刺さったりと奇襲性能も高く非常に強かった。Dに振っていないザシアンならHガン振りでも返しのダイバーンで確定一発なのもとても良い。
準速にしたのはダイスチル、ダイドラグーン、が自然と採用される都合上速さが硬さに直結すると思ったから。
おまけでカイオーガ他伝説に多いS90ラインに対して型や持ち物の判別を行なっていけるのも地味にありがたポイント。
大地の力は最終的に大文字に変更した。
この変更は命中不安定高威力技オンリーの小学生型ディアルガにする判断であったためかなり迷ったが、ザシアン対面でダイアースを読んだサンダーランドロス引きで強引にダイマを枯らしてくる動きに刺さったり、日食ネクロズマとダイマの殴り合いになった時にダイバーン×2なら倒し切れたりと恩恵はかなり大きかった。
大文字をダイマックス以外で撃ちたい場面は初手で起点を作りたい顔をしたミミッキュと対面した時とダイマが終わった後に日食ネクロズマが出てきた時くらいだったが、毎回ちゃんと当てるよう恫喝していたので威力の高い火炎放射になった。偉い。

サンダー@アッキの実

性格 図太い
特性 静電気
197(252)-*-143↑(196)-146(4)-116(44)-122(12)
放電/暴風/羽休め/身代わり

選出は一回もしていない枠その2。
Dにちょっと振ってるのは無振りトリトドンの熱湯に対して身代わりを残しやすくするため。ここまで振って21.8%〜26.3%なので割と分のいい賭けになるかなと思った。この調整にしたタイミングでカイオーガを使わなくなったのでまだトリトドンと対面したことがない。よって真相は闇の中。
ただコイツがいるだけで初手ディアルガがザシアンと対面した際に交換読みでじゃれつくを撃たれたりと選出しなくても入れ得ポケモンだなと思い知らされた。

エルフーン@残飯

性格 臆病
特性 悪戯心
145(76)-*-120(116)-98(4)-118(180)-168↑(132)
ムンフォ/宿木/身代わり/追い風

Hは16n+1かつ宿木身代わり連打でも間に合う範囲を増やしたかったので76振り実数値145。Dは特化ゼルネのムンフォ確定耐えまで。Sは最速100属抜きまで。残りB余りC
ディアルガが初手でぶつかるとキツいランド、ウーラ、ガブ、エスバに対する引き先となる。相手のダイマ枯らす。受け構築相手にTODを仕掛ける。後ろに控えるザシアンを最速にする。等の数々の役割を一人で担ってくれている過労死枠。
食べ残しや身代わりが見えると追い風が警戒されないため相手からは見えづらい勝ち筋となる。
最初はダイマを枯らしてから追い風を展開するだけの枠だと思っていたが、使い込んでいくうちに雑に扱うと負け筋を産むことに気付き、三体の中で一番練度が必要だったなと今になってみると思う。
S振りのエルフーンはおそらく環境では珍しいがサンダー、ウーラオス、ランドロス辺りに上からムンフォを撃てるのは相手からも警戒され難く、活きた場面も多かった。
特に初手ディアルガがイベルタル対面した際にザシアン引き巨獣を撃って耐えられた場合でもエルフーンで処理できるのは偉さの塊だった。
伝説が鋼2枚になった結果ゼルネアスはビビってあんまり出てこない😭D振り自体はスカーフカイオーガの潮吹きを耐えたりで活きてはいるが、もっと良い調整がありそうな気はする。

ヌケニン@気合の襷

性格 寂しがり
特性 不思議な守り
1-156↑(252)-45↓-50-50-92(252)
ポルガイ/影打ち/鬼火/堪える


選出は一回もしてない枠その3。
明らかに選出が歪んでザシアンやカイオーガが出てこなかったり、ディアルガで壊せるカバやバンギが選出に食い込んできてたりするので偉大さをひしひしと感じる。

基本選出

初手ディアルガ、エルフーン、ザシアン

全部これで戦った。

基本的な動き

ディアルガが初手対面からダイマを切って分が悪い相手はかなり限られており、メジャーなところだと

イベルタル(ダイアーク×2で撃ち負け)
ランドロス(ダイアース×2で撃ち負け)
ウーラオス(インファイト×2でほぼ負け)
エースバーン(飛び膝蹴り×2でほぼ負け)

辺りだが、イベルタル対面は相手視点ダイアークから入らないとダイマの切り合いで負けるのでザシアン引きが安定。

ランドロス、ウーラオス、エースバーン、他にはガブリアス辺りがディアルガに撃ってくる地面、格闘打点を両方ともエルフーンが半減してくれるため後出しが安定。

それ以外ならディアルガで初手でダイマを切って荒らしていく。

追い風を詰め筋として通せるか否かはディアルガがどれだけ盤面を荒らせるかにかかっており

・ディアルガで相手を一体倒す。
・相手にダイマを切らせる。

の2点を満たすことが出来れば相手の選出次第ではあるが明確なザシアン受けや行動補償持ちがいなければ勝ちがほぼ確定する。

逆にディアルガでダイマを切らせられなかった場合、追い風をダイウォールで枯らされてしまうためかなり辛い。
ディアルガで相手を一体も倒せなかった場合も追い風3ターンで詰め切る事がほぼ不可能になるためほぼ負けとなる。

ディアルガを後出しから受け切れるポケモンは環境ではラッキー、ハピナス、HDポリ2(珍しい)ぐらいだが、倒せないと判断しても即引きせず電磁波等をケアして一回余計に殴ってからエルフーンに引いてTODを狙うようにしていた。

重いポケモン


黒馬バドレックス@気合の襷
襷を割れていない状態だとザシアンでワンパンできないわ追い風は2ターン枯らされるわで相性が最悪。相方に多いザシアンの処理にも2ターンかかるので両選出されてるだけでまあまあ負け。

日食ネクロズマ
ディアルガで削りを入れられないまま突破されるとエルフーンザシアンではどうやっても勝てないので完全に相手のプレイング依存になる。最終日に近づくにつれて数が増えていってる気がした。めちゃくちゃ辛かった。

挑発持ちのウーラオス、エースバーン
エルフーンが完全に腐らされてしまうためキツすぎる。ザシアンの足も奪われるようなものなので一体丸々腐る以上の被害が出る。

総括

剣盾で初めてがっつり参加したレート対戦でしたが、レート1900という1つの節目を超えられたことを嬉しく思うと共に改めて2000を超える強者の方々の凄さと遠さをひしひしと感じた1ヶ月でした。

何度も4桁まで戻されたりもしましたが、最後まで諦めなくて良かったです!

一応1900自体は最終日前日に踏めていたのですが、それ以上潜るか迷った挙句最終日に少し潜って2勝1敗した結果レートが1902から1904になったのを見て3分の2以上の勝率をキープできる自信がなかったので撤退を決めました😭

来期はもっと勝率を高く維持できるように構築、選出、プレイングをより洗練して挑みたいと思います

目指せレート2000!!!!!!

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