2022.4.1

その日に見た桜はとても綺麗でした。


去年の4月1日の深夜に私は私を
殺してあげる事にした。
全部嫌になっちゃったから。
もう世の中の汚い物や悲しいものを
見続けて生きていくのに
耐えきれなくなってしまった。

人間って一定数悲しい人がいてね、
自分の立場を良くする為に
他者を踏み台にするタイプの人間とかが
いるんだよ。
そういうのを目の当たりにして
醜い人間が世の中にいるのが、
こんな醜い人間がいる世の中で生きている自分が
許せなくなっちゃったんだ。

私さ、潔癖症じゃん?
お金とか吊り革とかエレベーターのボタンとか
触るの好きじゃないんだよ。
最近はどこもかしこもアルコールスプレーが
あるから嬉しいけれど、
醜い人間を目の当たりにして
どんなにアルコールスプレーで手を綺麗にしても
ずっと心にわだかまりが残るんだよね。
綺麗にならないの。
私の中で他者に対する不快な気持ちを持つのが
嫌だから死んだ方が
もう醜いものを見なくていいと思ったんだ。

それがきっかけ。

あとは悪化する病気にうんざりして死のうとしたんだ。
というか一回死んだ気がする。

自殺は失敗に終わった私は
死に損ないとしてまた生きる事になって
しまったのだけれど
今は躁鬱の薬のおかげでメンタルは
だいたい平常を保てている。
ほんの少し、生きていて楽しいとすら
思える時も増えて来た。


薬の飲み忘れがある時は酷く落ち込む。
2月末に死ぬ!!ってなったけれど
去年の遺書を超える遺書は書けなかった。
死ぬぞ!という気合いの入り方が
違ったからなのかなぁ。

どう足掻いても自分で自分を殺す事は
出来ないので将来の夢は殉職です。

憎まれっ子世に憚る。
人生のリセットボタンを覚えてしまった私は
2面に突入した人生を次はリセットしないように
細々と生きていきます。


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