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コムクドリ観察会 探鳥会レポート<K山編おまけ> 2024年6月

 先日、ニコ支部O分会の探鳥会に参加してきました。
 もう少し鳥を見たいなぁと、少しだけ物足りなく思いながら解散となりました。

 帰り際、幼稚園勤務の園子さんが声をかけてくれました。

 これから有志でコムクドリを見に行くそうです。

 「どうします?」

 私は基本的にお誘いは断らない方です。
 「行きます!」

 ということになりました。

 探鳥会有志が車を停めたのはT寺前の道路でした。
 広くなっていて、道ばたに停められたのです。

 Sさんがある家を指しました。
 「この間来たときはあの家に洗濯物が干してあって、双眼鏡が向けられなかった」
 「たしかに」

 この日は今にも降り出しそうだったので、洗濯物も干してありません。

 それでも、その家から見えない角度に移動しました。
 双眼鏡で覗かれたら、それは嫌でしょうから。

 細い路地の奥にお社があって、背の高いイチョウの木がありました。

 Sさんは
 「その電柱の左のお弁当箱の中にコムクドリの巣があります」

 ちょうどコムクドリが電線に止まって、周囲を警戒していました。

コムクドリ

 探鳥会有志がそっと離れると、今度は配線に止まって、それからお弁当箱の中に消えました。
 「本当だ!」

 T寺にはムクの大木がたくさん植えてありました。
 この中にも巣があるそうです。

 ムクの木があるからここにコムクドリが営巣しに来るんだろう。
 背の高い木があるというのはやっぱり大事だね。

 というようなことをSさんは言っていました。

 周囲にはハシボソガラスもいました。
 コムクドリは気が強いみたいでキーッ!と向かっていきます。

 「あれは必死で巣を守っているんだね」
 そうに、いい方に解釈するSさん。

 天気予報どおり雨が降ってきました。
 大粒で力強い、夕立みたいな雨でした。

 イチョウの木の下は意外に雨を通さないので、しばらくコムクドリを見ていました。

 改めてお礼を言いあって、解散しました。

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