【BPL】GAMEPANIC SDVX選手が最大限力を発揮できる環境作り

こんにちは。
BEMANI PRO LEAGUE GAMEPANIC SDVX チームでアドバイザーをしております、てんあです。

私はBPLS2,S3を通して、主にデータ収集とチームマネジメントを担当しています。

2024年3月20日、セミファイナル&ファイナル、ご覧になられましたでしょうか。

結果はセミファイナル敗退。

日々練習での成長を見たりサポートしながら、優勝の2文字はそう遠くないと感じていましたが、決勝の舞台に立つ前に散ることになりました。

今になって、もっとこういう練習をしておけばよかったんじゃないかという反省がたくさん出てきます。これらはチーム内に共有をして、必ず次回に繋げていきます。

試合が終わってから悔しい気持ちが止まりませんが、振り返ってみるとレギュラーステージではGAMEPANICの強さをお見せできたのではないかなと感じております。

この記事では、自分がS2から意識していたチームの環境作りについてお話します。
初めてのnote投稿ですので、拙い文章になっている箇所もあるかもしれませんが、お読みいただければと思います🙇


Discordの機能をフル活用する

GAMEPANIC SDVX チームは日々のコミュニケーションツールとしてDiscordを採用しています。

ただうやむやにDiscordを使っているわけではなく、機能をフル活用し、チームメンバーの活動をサポートしています。ここではチームで使用している機能を一部紹介します。

チャンネルの細分化

サーバーを作成した際、デフォルトで作成される一般チャンネルをそのまま使うのではなく、話し合う内容ごとに細かく作成しています。

イベントや試合などカテゴリを分け、その中で各試合やイベント内容ごとにチャンネルを作成しています。

細かくチャンネル作成をすることにより、話の内容が混同するのを避けています。過去ログを見返す無駄な時間を削減する意味合いもあります。

さらにチャンネル内でスレッド(リンク先英語)と呼ばれる機能を使用し、流されたくないチャット内容やリザルトなどをまとめています。

PURAIMU選手がDiscordに入った直後ぐらいに作成したスレッド。
メガミックスに関する多くの情報やリザルトを共有し議論しています。

また、ファンの皆様からのファンアートをチームメンバーに共有するためのチャンネルも存在します。

絵とは

自作Discord Botの運用

Discord Botはいわば拡張機能で、botアカウントを追加することでDiscord内での様々な機能を自動化することができます。

すでに存在するbotを導入するケースもありますが、GAMEPANICチームでは選手の練習した時刻を管理するために、「練習時刻管理くん」というbotを自作しました。

Discordの指定したチャンネルにてスラッシュコマンド(/createみたいな)を打ち込むことで練習時間を登録できたり月合計時間を算出できたりします。

自分もめっちゃ心配しました。

このBotを導入することにより、月のプレイ時間の確認が簡単にできるとともに、プレイしすぎによる指の負担軽減を定量的に改善することが可能になりました。


上記で紹介したDiscord運用方法については自分がアドバイザーとして活動する当初からやっていこうと考えていました。

S2のドラフト前にはこの基盤ができていたので選手が加入した際に感謝されて嬉しかったのと同時に、チームメンバーもこの運用に則って使用してくれて大変感謝しております。

情報の非共有をできるだけやめる

上記にも繋がる話ではありますが、Discordを活用してメンバーが感じていることをなるべく共有する環境を提供できるような取り組みをしました。

times文化の導入

SDVXチームではtimesという文化を採用しています。

timesとは分報とも呼ばれる、チーム内X(旧Twiiter)のようなもので、メンバーごとにチャンネルを作成し自由にメッセージを投稿することができます。

また、チャンネル内には全てのメンバーが参加しているため、メッセージについて会話したりすることも可能です。

選手はもちろん、アドバイザーやオーナー様のtimesも存在しています。

日々の練習のなかで、楽しいことや嬉しいことはメンバーに共有してモチベーションを上げてほしいし、辛いことや苦しい悩みがあれば共有をしてメンバー全員で考えて解決したいです。

実際スコアに伸び悩み、モチベーションが低くなってしまった選手がtimesに共有していただいたおかげでメンバー全員でどう解決したらよいか早めに会話することができた例がたくさんあります。

また、Discord内の面白会話などもこのtimes内で生まれています。

激ヤバリザルトが流れたり
ゲパゲパ奥義が発動したり
業務連絡の中に潜むでかいなるがいたりする

繰り返し行う作業を自動化する

選手が練習の中で行う作業を洗い出し、単純な作業だったり繰り返し行う作業をツールを使って自動化できないかを日々考えています。

前述した「練習時刻管理くん」botに加え、多くのツールを作成していますが、ここでは一つ紹介したいと思います。

選手3人のスコア情報を比べたいという要望があり、選手から公式サイトで取得できるCSVのスコアデータをいただき、それを参考にスプレッドシートに貼って比較する「EXスコア共有シート」を作成しました。

S3全課題曲のスコア情報を俯瞰できるシート。
このシートからタッグバトルの選曲決めなどに役立てています。

ですが、作成した当初はCSVを選手からDiscordで貰い、スプレッドシートに貼って編集するという作業を繰り返し行なっていました。

自身も毎回編集する作業が大変でしたが、選手が行うCSVを取得→Discordにコピペ→スプレッドシートのリンクを探して表示という作業も億劫であり、貴重な選手の練習時間や労力を割くことになっていました。

そこで選手が行う作業に加え、自身の作業も自動化できるようにツールを作成しました。それがこのサイトです。

チーム用にCSVを投稿するサイトを作成。
このサイトにいけばCSV取得ページに飛べたりシートの確認やCSVを更新できる。

このサイトからCSVを送信するだけでシート内の情報が更新されるようしました。
このツールによりEXスコア更新における作業の大幅な短縮を実現することができました。

作成時間も3~4h程度だったのでとてもコスパよくできたと感じております。

このような形で自分が持つ技術を活かして選手のサポートを行なっております。

自分だけでは効果は発揮されない

ここまで長々と自分がやってきた環境作りについてお話しましたが、自分がこれらを作るだけでは効果は発揮できません。

オーナー様の多大なるご理解とご協力、またこの運用に賛同し、意見や要望を言ってくれる選手やチームメンバーの支えがあってこその結果だと感じております。

まだまだ自分の活動に関して至らない点が多々あると思っているので、SDVXはオフシーズンとなってしまいましたが引き続き選手やチームのサポートを行なっていきます。よろしくお願いします。

終わりに

少し長くなってしまいましたが、読んでくださり誠にありがとうございます。

SNSでの応援や現地イベントでのお声がけなど、大変励みになりました。ファンの皆様の声援があったからこそシーズン中にチームメンバーが力を発揮できたと感じでおります。

これからもゲームパニックの応援をよろしくお願いします🙇

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