御粥神事
「御粥神事(みかゆしんじ)」をご存知ですか?
おかゆ神事とも呼ばれていたり、地域によっていろいろですが、1月15日の小正月に小豆粥🫘を供えて五穀豊穣、地域の安泰を祈祷する神事です。
小豆🫘には邪気を払う力があるとされ、平安時代からの伝統行事。
お粥の炊き具合で今年の農作物の出来を占っている神社⛩️もあり、TVのニュースなどで見たことがあるのではないでしょうか。
竹筒でお粥を作って占ってみたり、地域によってやっていることは違いますが、願いは同じ。
五穀豊穣と地域の安泰、地域に住んでいる人達が平穏無事に過ごせますように。
我が地域の神社⛩️では、この御粥神事が毎年1月14日の夜10時からひっそりと行われています。
ひっそりといううか、こんな時間なので知っている人達は少ないのかもしれません。
翌日以降、公に小豆粥を振る舞うので、そちらはみんな知っています。
主人が神楽の篠笛吹きなので、神職の方々から教えてもらい、昨年、御粥神事に初めて参加しました。
神様をお迎えに行き、数々のお供えをして、舞を何曲か捧げて、また最後に神様をお送りする神事で2時間くらいかかります。
冬の夜のせいか、周りがとても静かで空気が澄んでとても厳粛な雰囲気の中行われました。
今年は次の日が月曜日だったので、昨日の御粥神事の参加は諦めました。
でも、主人が小豆粥🫘を少しタッパに入れて持って帰ってきてくれたので、朝からいただくことができました。感謝!
地域の人達も知っている人が少ない、夜中にひっそりと行われている御粥神事。
誰に見てもらうでもなく、純粋に神様に捧げ祈祷する。
とても厳かで美しい神事です。
こうやって人知れずご祈祷を捧げている神職の方々がいるのだなぁと頭を下げたい気持ちになりました。
神職の方々は14日0時過ぎまで働かれた後、今朝15日も早朝から神事の準備をされていました。本当に素晴らしい。
誰かの祈りに支えられて私たちは、こうやって毎日過ごせているのですね。
今日15日に小豆🫘食べると、今年は無病息災で過ごせるそうなので、ぜひ食べてみてください𓂃*𓈒
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