無限のグレー


「平和主義」と言われるとそうかもしれません。

それでも争うのは嫌いです。嫌いというよりも、苦手なんです。

自分に自分の意見があるように、他人にも他人の意見があるでしょう、そのどちらが正しくてどちらが間違いであるとか、決めるのも苦手です。というか、それらは「どちらも正しくてどちらも間違いである」と私が思っているからです。だから決められないのです。


それを平和主義のぬるま湯体質だと言われてしまえばそれまでなんです。

だけど私はそうありたいし、そうあるのが私なんです。


「白」と「黒」の間には無限の空間。色にしてみたらそこは「グレー」

いわゆる「灰色の決着」というやつです。

白よりのライトグレーも、黒よりのチャコールグレーも、明度の差があるそれらは白でも黒でもない。

白と黒の間には無限のグレーが広がっているのです。


私はそこに住んでいます。私はそこが心地いい。グレーの海でゆらゆら漂って、時々は濃い方へ、時々は薄い方へ、行ったり来たりしているのが私なんです。そうして時々は限りなく白に近づいたり、黒に近寄ったりすることもあります。全ては自由。居場所って一回決めたら終わりじゃないんです。移動してもいいし、決めてもいいし、決めなくてもいいんです。


そこじゃない場所が心地いい人もいるのは知っていて、決めた方がスッキリしていいと思う人もいて、それもそれでいいのです。

金子みすゞさんの「鈴と、小鳥と、それから私」と同じように「みんなちがって、みんないい」だと思っています。

というか、みんな同じって変ですよね。みんな違わないと逆に変だなって思います。


そんな中でも不思議なご縁で繋がって、不思議なご縁が増えていって、不思議なご縁だらけの世の中になっていけばいいな〜なんて思ったりするわけです。


この場所は自由です。何を書いても何を思っても。

そうしてゆるゆると過ごしていける、私の中のグレーゾーンがいまの一番の癒しの場。



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