チューリップさん あのね

アレンジメントやいけばなの花材にとって、春の時期のチューリップほど魅力的なものはない。
色も形も可愛くて、そして何よりも、チューリップを見ると「今年も春が来たねぇ」と思う。
「咲いた〜🎶咲いた〜🎶チューリップのは〜な〜が〜🎶」って子どもの頃に歌うからなのだろうか?🙄
とにかく、日本人にとっては、それぐらい「春を代表するお花」である。
(やや大袈裟に表現しています💧)

先月からいけばなのお稽古で、チューリップと菜の花がよく使われていて、ノビール軍団(切花になっても成長を続けて伸びて上を向く性質があるもの:命名はちろり🐸)とかって勝手にグループ化してみたんですけど。

先日も、可愛い白いお花たちと出会ったので、アレンジメントにしてみました。
もちろんチューリップも使っています。

白〜薄いピンクのお花でワンサイドのホリゾンタルの復習をしてみました
(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ

ワンサイドなので今回は『裏がある』やつです😅
やや斜めから見たところ
右の後ろにチューリップが控えています
トップのあたりにも2本入ってます

花材:チューリップ、アスター、スプレーストック、スイートピー、ユーカリ、ラグラス

チューリップに関しては、どんどん伸びる上に、生けた場所から上側に曲がっていくわ・・で大変なので、実は今回は、とある工夫をしてみました。
それがこちら👇👇

裏ワザ的方法と注意点

チューリップの切り花を長持ちさせるための基本的な方法をお伝えしてきましたが、他にもチューリップならではの裏ワザ的な方法があります。
知る人ぞ知る方法の一つが、花と茎の境目である「花首」の部分を針で貫通させるというもの。これはチューリップの生産地として有名なオランダ発祥の方法で、花屋さんなどプロの間でも実践されることがあるそうですよ。針を刺すことで花が開きにくくなるため長持ちするとのことです。

針一本で長持ちするのはなぜ?
チューリップの花首に穴を開けると「エチレン」という物質が花に流れるのを制御します。エチレンは他の花や野菜、果物などにも含まれている、植物の成長を促す物質です。エチレンの働きを抑制することで成長が緩やかになり、開花期間が延びる効果があるとされています。

サイト「はなのわ」より


チューリップの花のすぐ下(1センチほど)に針で穴を開けるという方法で、成長を抑制するのだということなので、どうなるかな〜と早速やってみることに。

生けた日は3月9日木曜日(上の写真)
そこから4日経って今朝の様子はこんな感じ。

今回の花材は、ストックも若干上向きになって暴れています💦

ここまでに、左右のチューリップについては
・上向きになってる茎をくるっと回して下向きに整える
を3回ほど行いました😅

それでも見比べてみて・・・
どうでしょう?なんとなく伸びる速度は緩やかかもしれません。

前回、上側のチューリップ2本は3日でこれぐらい伸びたのでした


これに比べれば、4日目になっても茎が見えることもなく、他の花材よりもちょっと背が高くなっただけに感じます。
左右に長めに入れていた方については、向きこそ何度か手直ししたものの、長さ的には最初に生けた時とほぼ同じままです。


結論】
花首に針を刺して穴を開けるという裏技は・・・
・伸びることに関してはかなり抑制できたかなと思います。
・上に曲がっていっちゃうことに関しての効果はほぼない感じ。

ということで(*ˊᵕˋ*)੭ ੈ

観察終了でございます。

チャンスがあったら菜の花でも試してみたいですが、茎の形状やら質感が違うので、これはチューリップ限定かもしれないなぁと予想しておきます。

今日も見てくださり、ありがとうございました。





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